香港でビットコイン盗難発生【投資】
2016.8.5

株式会社AWARDの渡邉です。昨日大変興味深いニュースを目にしました。それは香港のビットコイン取引所でビットコインの盗難があったという内容です。そもそもモノがないのにどうやって盗むんだ??というのが気になるところですが、ニュースの中身を見ていきましょう。

ビットコイン盗難にあったのは、香港に本拠を置くビットコイン取引所であるビットフィネックスです。顧客の口座から実に11万9756ビットコインが盗まれてしまったとのことです。これは米ドルに換算すると7200万米ドル相当とのことで、日本円の価値にして72億円ほどのお金が顧客の口座からなくなってしまったことになります。盗難発覚を受け同社は取引を停止し、当局の手により調査が進められているとのことです。

信頼性のない小さな取引所での出来事かと思いましたが、同社はドル建てで取引できるビットコイン取引所としては世界最大だそうです。今回盗難にあった72億円相当のビットコインは現在のビットコインの総流通量のうち約0.75%にあたり、被害額としては日本のマウントゴックスの500億円相当に次ぎ歴代2番目です。

ビットコインのブロックチェーン技術を考えるとビットコイン自体が消えてしまうというのは考えにくいので、取引所のシステムの脆弱性をついた犯行である可能性が高そうですね。ビットコインを安全に取引する環境の構築にはまだ時間がかかると言えるでしょうか。日本の銀行で72億円もの金額が盗難にあったという話なんて聞いたことないですもんね。

今回の件を受けて2日の取引でビットコインは23%価格が下落したそうです。自分の持っている通貨が突然なくなるリスクを考えたら売りたくなる気持ちもわかります。また最近ではビットコインが安全資産であるとして金の代わりに購入している方などもいらっしゃるようですが、世界での流通量が1兆円と少ししかないビットコインは流動性等の観点からもまだ金や他の通貨に変わるほどの安全資産として見なすのは早いように思います。金の地上在庫の価値だけでもビットコインの価値の1000倍程度ありますからね。

こういった事件も乗り越えて世界中で安全にビットコインのような暗号通貨が取引される環境が整備されていくのだと思います。今後の暗号通貨の発展のためにも、今回の事件の黒幕はつきとめられて盗難された人の元にしっかりお金が戻ってくることを願います。

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