高すぎる販売手数料にメスが?【金融】
2016.8.3

株式会社AWARDの渡邉です。皆さんは1000万円の預金を銀行にした時に70万円の手数料が取られてしまうとしたら、銀行にお金を預けますか?超低金利時代である今、最初に70万円も手数料が取られてしまったらどう考えても割りに合わないですよね。しかし、銀行の窓口で販売されている商品の中には、このような高い手数料を取るものがあります。

銀行や保険会社といった金融機関を統括する国の組織と言えば金融庁になります。その金融庁が銀行の窓口などで扱っている外貨保険等の手数料が高すぎることについて指摘をし始めました。外貨保険の手数料などは現在は顧客に公開さえされていません。来年からはこれらの手数料が開示されていく方向性が決まっており、高すぎる手数料が顧客の目にも明らかになってくると言われています。

銀行の窓口で扱っている保険というとなんだか安心な気がしませんか?しかし実態としては安心できる顧客志向の商品とはかけ離れたものが販売されています。投資信託の販売手数料は平均して2.96%(金融庁金融モニタリングレポート2015年7月)とされています。これでも投資信託を購入する投資家の大きな不満は販売手数料が高いことです。1000万円分購入したら29万6千円取られてしまう訳ですからね。しかし、それと比較しても一部の外貨保険の販売時手数料7%というのは倍以上の数字です。しかも投資信託と違ってその販売手数料は顧客に対して公開されていないため非常にわかりにくくなっています。

しかし銀行員の方の立場になってみると気持ちもわからなくもありません。日銀のマイナス金利導入で銀行として収益を確保するのが難しくなっている中、窓口担当の方にも重い商品販売のノルマが課されていたりします。銀行から給料を貰っているのですから、自社で扱っている商品のみが販売対象となるのは致し方ないですよね。

銀行の窓口の方はFP(ファイナンシャルプランナー)の資格をお持ちの上で業務をなさっている方が多いですが、あるべきFPの姿とはかけ離れた仕事を求められているとも言えます。本来であればFPは顧客の利益を最大限にするために業務に当たるべきだと思いますが、実際には勤めている金融機関の指示に従う他なく、顧客の利益を最優先することができません。他社に自社より良い商品があっても紹介することはほぼあり得ないでしょう。企業勤務のFPが中立なアドバイスを行うことがいかに難しいか、ということです。

弊社は金融機関へ所属していないため、自由に意見を言うことが出来るのが強みでもあります。金融機関、そして金融機関で開発される商品があるべき姿に近付くように顧客目線での情報発信を引き続き継続していければと考えています。

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