株式会社AWARDの渡邉です。
インドの鼓動、SENSEX指数
というテーマで今回はお送りさせていただきます。最近は投資対象としてインドが注目を浴びてきていますが、インドを代表する株価指数にSENSEX指数というものがあります。
今回はこちらのSENSEX指数について詳しく見てみましょう。
1.センセックス指数って何?
まずSENSEX指数とは、どういう指数なのかを見ていきましょう。
正式には「S&P BSE SENSEX」と呼ばれる指数で、インドのボンベイ証券取引所に上場している主要な30社の株価の動きを表す指数です。
日本の日経平均株価やアメリカのダウ平均株価のようなものですね。ボンベイ証券取引所には4000銘柄ほどが上場していますが、SENSEX指数に採用されている30銘柄で全体の時価総額の50%ほどを占めています。
また、1979年4月3日を基準日として、その日の時価総額を基準値100として算出されている指数ですが、現在の値は65,000超。44年ほどで実に650倍以上になっている指数ということになります。インドの投資対象としての魅力が感じられますよね。
2. 名前の由来は?
SENSEXの名前は「Bombay Stock Exchange Sensitive Index」の略から来ています。「センシティブ(敏感)」とは、経済の動きに即座に反応する、という意味です。まさにインド経済の動きをキャッチするのに相応しい指数と言えるのではないでしょうか。
なおSENSEX指数の業種比率としては、金融、IT、石油・ガスで70%超を占めています。金融やIT分野で強みを持つインドの特徴を反映している指数でもあります。
3. インド経済とインド株
インドは、現在世界第5位の経済大国です。そして、まだこれからその順位は上げていくと見られていますし、ドイツや日本もそう遠くない将来に追い抜かれると予想されています。
また規模が大きいだけでなく、世界で最も速く成長する大国の一つです。近年、多くの外国投資家がインド市場に目を向けていますが、高い経済成長率、若い労働力、そして巨大な市場規模を考えるとそれは当然のことなのではないでしょうか。
ネクストチャイナとして、世界中の投資家が注目する市場の一つがインドであり、その動きを反映しているのがSENSEX指数なのです。
4. まとめ
SENSEX指数は、インドの経済の動きを象徴する指数です。その動き一つ一つに、インドの今と未来、そして十数億人のインドの方のビジネスの営みが詰まっています。
低コストでインドに投資できる投資信託として、このSENSEX指数に連動するファンドも日本で誕生してきています。
ぜひ投資対象としてインドにもご注目いただければと思います。