株式会社AWARDの渡邉です。
人気の指数NASDAQ100
をご存じでしょうか。
株価指数としては、日経平均株価やTOPIXやS&P500が有名ですが、NASDAQ100も近年の成績が非常に優れている指数となります。過去10年、30年などで見ると、S&P500を凌駕する成績を残しています。
今回はそんなNASDAQ100についてご紹介させていただきます。
1.NASDAQ100とは
NASDAQ100(ナスダック100) は、アメリカ合衆国のNASDAQ証券取引所に上場している企業の中で、金融業を除く上位100社の株価指数です。これはテクノロジーセクターを中心とした大手企業の動向を反映するものとして広く認識されています。
特徴としては下記のようなものが挙げられます。
1.IT企業が中心: NASDAQ100はIT企業を中心とした指数であり、Apple、Amazon、Microsoft、Googleの親会社であるAlphabetなどの企業が含まれています。今脚光を浴びているNVIDIAも含まれており、上昇を牽引しています。
2.国際的な影響力: 米国株の指数ですが、この指数に含まれる企業は米国国内に限らず、全世界で大きな影響力を持っています。
こうした特徴を持つNASDAQ100は、米国を代表する株価指数の一つになっています。
2.NASDAQ100の過去実績は
NASDAQ100の過去の実績は素晴らしいものがあります。マイインデックスを参考に調べてみると、
ドル建てでの過去10年間の平均リターンは、17.3%
ドル建てでの過去30年間の平均リターンは、10.8%
となっており、良く比較対象にされるS&P500をも上回っています。
ただし、S&P500より値動きが激しい特徴を持っており、ITバブル崩壊の2000年8月から2002年9月までのおよそ2年で8割近く下落したこともあります。その後、2000年8月の水準に戻ったのは2014年8月で、12年もかかっています。
良くも悪くもIT企業の動向に左右される指数である、と言えるでしょう。
3.NASDAQ100に投資するには?
こうしたNASDAQ100ですが、昨年大幅に下落したのもあり、今年は良い調子で上昇しています。
年初来のリターンはドル建てで約40%、円建てで約50%です。
こうしたNASDAQ100に投資をしたい場合は、QQQという上場投資信託(ETF)が最も有名です。年間の経費率は0.20%ほどで、低コストで投資することができます。こちらのETFは世界的にも人気で、約30兆円弱の資金が集まっている世界で5番目に大きなETFとなっています。
また最近では日本でもNASDAQ100に投資ができる投資信託がたくさん出てきています。同じくらいローコストで投資ができる商品も登場してきていますので、わたしたちの資産運用の強力な味方になってくれるでしょう。
4.まとめ
巨大なIT企業へとまとめて投資ができるNASDAQ100。
S&P500をも凌ぐ成績を近年は出していますが、値動きが激しいのでリスクも十分に把握して投資したい対象となります。
ローコストで投資が可能なETFや投資信託が存在していますので、資産運用の主力商品の一つとしても、世界全体への投資などに加えるスパイスとしても、ぜひご活用いただければと思います。