リスクを取らないリスク【運用】
2016.7.31

株式会社AWARDの渡邉です。あなたは資産運用をやっていますか?ノーという答えが返ってくるかもしれませんが、実は自身の知らないところで必ず資産運用をしています。それは例えば、

銀行への預金
保険への加入
・厚生年金、国民年金

などです。資産運用というと怖いイメージをお持ちの方がいらっしゃいますが、実際にはわたしたちの生活に密接に関わるものなんです。

預金、保険、年金というとなんとなく安全そうに思うかもしれませんが、本当にそれは正しいのでしょうか?多くの方が資産をこの3つだけに固めてしまっていますが、実はリスクを取らないリスクを知らないうちに負っていると言えます。銀行、保険、年金が何で運用されているかというと日本国債になります。日本国債というのは日本が発行している債券です。

マイナス金利政策などで日本国債による運用環境はどんどん悪化しています。現在日本国債の10年物の利回りは、-0.20%長期的に保有していても必ずお金が減ってしまうような運用商品になっています。実際には日銀が毎年買い取ってくれるので金融機関の運用益がマイナスになるとは決まっていないのですが、もし日銀が買ってくれなかったら、ということも考えると金融機関としてはあまり日本国債は持ちたくない、と考えるのは自然な流れでしょう。

日本人の多くの方が預金、保険、年金でしか運用をしていないということは、全ての資産を国債のみで運用していると置き換えることもできます。つまり日本国債になにかがあったら、資産が全て価値を失ってしまう可能性を秘めていることになります。国が保証しているのだから日本国債になにかあることなんて考えられない、という方もいらっしゃるかもしれませんが、債券が価値を失ってしまった国と言うのは過去にいくつも存在しています。そんな歴史を知っても本当に自分だけは大丈夫と言えるでしょうか。

預金、保険、年金というのは一般的にリスクが低い資産であると言われます。それは日本国債がリスクが低いとされているからなのですが、いかにリスクが低いと言ってもそれだけに資産を偏らせてしまって良いのでしょうか。リスクを取らないことが実はリスクであることを考えてみて欲しいと思います。次回は実際に国が発行している通貨の価値がなくなってしまったような他の国の事例を紹介したいと思います。

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