株式会社AWARDの渡邉です。
貯蓄は三角、保険は四角
という言葉を聞いたことはあるでしょうか?保険業界で保険の魅力を表現するために良く使われる言葉です。
今回はこの貯蓄は三角、保険は四角の意味とともに、投資についてはどう表現できるかについても考えてみたいと思います。
1.貯蓄は三角の意味
「貯蓄は三角」。この言葉は、若い頃からお金を貯め始めても、すぐに大きな金額を用意するのは困難であることを三角形で表しています。
若い頃は三角形の頂点に相当し、老後に向かって三角形の幅が広がっていくようにお金が貯まっていくことを意味しています。
大きな金額を積み立てるには時間がかかり、リスクに対応するのは難しいことを貯蓄は三角、という言葉で表現しているわけです。
2.長期に渡ってリスクをカバーする保険
対照的に、「保険は四角」と言われるのは、保険が一生涯を通じてリスクを均等にカバーできることを示しています。四角形のように均等で安定している保険は、突然のリスクに対しても即座に対応可能。それが、保険は四角と言われる由来です。
知るぽると、という金融広報中央委員会が提供しているサイトにわかりやすい図があったので上記にリンクで貼らせていただきますね。
さて、これだけ聞くと保険は魅力的に感じますが、実はリスクとしていた事象が行っていない場合、お金が貯まるタイプの保険に入っていたとしても、使えるお金を図で表現すると痩せた三角形になります。
リスクとして想定していたことが起きたとき、平常時、どちらの場合も考えておくことが重要、ということですね。
3.投資を形で表現するならば?
それでは、投資を図で表現するとしたらどうでしょうか?
投資はリスクとリターンが密接に結びついており、不規則な特性を持っています。
過去の株式や債券の実績を参照しての、積立投資のシミュレーションはネット上に多く存在しています。
こうした図を見ると、貯蓄のように綺麗な三角形にはなりませんが、凸凹した三角形、もしくはジグザグな三角形、といった表現ができるでしょうか。
貯蓄は三角、保険は四角、投資は凸凹
みたいな表現だとどうでしょう?基本的に貯蓄よりも大きな金額へと育つことが多い投資ですので、十分に魅力は表現できていないようにも思いますが、良いアイデアがあったらぜひ教えていただきたいです。
4.まとめ
貯金、保険、投資。
それぞれの金融商品は独特の特性を持ちますが、保険の世界では貯蓄は三角、保険は四角という表現が良く使われます。
ただし、この形はリスクとして想定している事象が起きたときにどのくらいお金が準備できるか、という視点での表現なため、なにも起きなかった場合の図についても同時に考えておくのが良いでしょう。
投資は不確定要素も多いので図で表現するのは難しいですね。凸凹、というのは割と面白い表現かなと思いますが、複利でどんどん増えていく様子などは表現できていないので、実際のシミュレーションなどを見てイメージしていただければと思います。