株式会社AWARDの渡邉です。
高配当株のメリットとデメリット
について今回は取り上げたいと思います。高い配当を出してくれる株式のことを一般的には高配当株と言います。そのメリットとデメリットについてご紹介させていただきます。
1.高配当株のメリット
高配当株とは、何%以上の配当利回りを出してくれる株式のことを指すのでしょうか?
こちら明確な決まりはありませんが、米国株式の平均的な配当利回りが1.5%程度、日本の株式の平均的な配当利回りが2%程度であることを考えると、3%以上の配当利回りを持つ株は高配当株と言っても良いかと思います。
ちなみにJTの配当は年間6.0%ほど、ソフトバンクの配当は年間5.4%ほど、日本郵政の配当は年間4.8%ほどです。これらの株式は高配当株の定義に当てはまると言えるでしょう。
高配当株には以下のようなメリットがあります。
安定した収益:高配当株から得られる配当は、投資家に安定した収益を提供します。
価格変動が小さめ:高配当株は他の株式と比べると価格変動が小さいと言われます。
再投資もできる:配当を再投資することで、利子の複利効果も享受できます。
市場の変動に一喜一憂せずに、配当額を積み増していきたい投資家にとっては、とても好ましい投資対象であると言えます。
2.高配当株のデメリット
一方で、高配当株にはデメリットも存在します。
成長の欠如:高配当な企業は成熟しており、急激な成長を期待しにくいです。
税制の影響:配当所得に対しては、株式の売買の際とは異なる税金がかかることがあります。例えば米国株式から得られる配当に対しては、米国と日本で2重に税金がかかります。
配当のカットリスク:配当は絶対的なものではなく、企業が配当を削減したり、ゼロにすることもあります。コロナ禍では配当をカットする企業が相次ぎました。
高配当株に投資する場合は、これらのデメリットも考慮する必要があるでしょう。
3.高配当株の選び方
高配当株を選ぶ際には以下の点が重要です。
健全な財務:企業の財務状況をしっかりと評価しましょう。財務状況が良くないとすぐに減配するリスクも高いと言えます。
業界と市場:業界や市場環境をチェックすることで、配当の持続性についての予測をすることができます。
成長の潜在力:将来の成長が見込まれる企業だと、配当だけでなく株価の上昇による利益も期待できます。
良い高配当株を積み増していくと、将来的に長く収入を得続けることができる資産を築けます。銘柄選定の際には、上記のような点を意識してみてはいかがでしょうか。
4.まとめ
高配当株は投資における魅力的な選択肢の一つです。
大きい金額を高配当株に投じることができると、日々の生活に潤いや安心感を与えてくれる額が配当から得られるようになってくることもあります。
あくまでも株式への投資なので株式特有のリスクははらんでいますが、優良な高配当株を積み上げていくことは、良い投資の選択肢の一つと言えます。ぜひ高配当株に目を向けてみてはいかがでしょうか。