MMFとは?

資産運用

株式会社AWARDの渡邉です。

MMFとは?

というテーマで今回は書かせていただきます。

皆さんは「MMF」という言葉を聞いたことがありますか?近年、投資の世界でよく耳にするこの言葉、正しくは「マネーマーケットファンド」の略です。では、このMMFとは一体どういうものなのでしょうか。

1.MMFについて


MMFは、短期の金融市場に投資する投資信託のことを指します。具体的には、国の債券や銀行の預金、企業の短期の借入金など、期間が1年以内のものに投資するのが一般的です。このような短期の資産に投資することで、安定した運用を目指します。

投資対象は安全なものが多いため、投資の待機資金として活用している方が多くいらっしゃいます。

2.MMFのメリットとデメリット


ではそんなMMFのメリットとデメリットはどのようなものがあるのでしょうか。

メリット:

安定性: 短期のものに投資するため、長期で見ると変動が大きい株式などと比べると安定していると言われています。また投資対象は国や大手企業であり、貸付を行い金利を得る形になるので安全性も高いと言えます。

流動性: MMFは、お金をすぐに引き出したい時に便利です。出入金がスムーズで、必要な時にアクセスしやすいのが特徴となっています。

デメリット:

利回り: 安定性が高い反面、利回りはやや低めです。大きな収益を期待するのは難しいかもしれません。

リスク: 元本保証ではありませんので、注意が必要です。実際に過去にMMFで元本割れをした事例は存在しています。

3.外貨建てMMFの魅力について


現在MMFは日本円建てのものはほぼ金利がゼロとなっていますが、外貨建てのものは魅力的な金利がつくものもあります。

外貨建てMMFは、外国のお金、つまり外貨での運用を行うMMFです。

外貨建てMMFの魅力は、その多様性にあります。異なる国の経済や金利の動きを利用して、運用の幅を広げることが可能です。しかし、その一方で、為替の変動によるリスクも忘れてはいけません。例えば、外貨建てMMFで運用している通貨が、日本円に対して下がってしまった場合、損失を被る可能性があります。

現在SBI証券を見ると、米ドル、南アフリカランド、トルコリラの外貨建てMMFが販売されています。米ドル建てであれば4.7%ほど、南アフリカランド建てであれば7.4%ほど、トルコリラ建てであれば25%ほどの金利がついていますが、為替リスクはしっかり考慮する必要があるでしょう。

4.まとめ


MMFは、短期の安定した運用を目指す人にとって魅力的な選択肢となります。

特に、外貨建てMMFは、異なる国の金利や経済の動きを利用したいと考える人に、新しい選択肢を提供してくれます。どちらも、しっかりとした知識と理解をもって活用することで資産運用の一助となりますので、ぜひ活用してみてください。


執筆者:渡邉亮

こちらのコラムは日々金融情報に触れて頂きたいという想いから継続して配信しています。あなたにとって大切な方にぜひご紹介ください。

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