日本の配当金長者に迫る

資産運用

株式会社AWARDの渡邉です。

日本の配当金長者に迫る

というテーマで本日はお送りさせていただきます。

日本の上場企業の役員の中で、多く配当を受け取っている上位5人を、日本経済新聞の記事よりピックアップし、なぜそういった方々が多くの配当を受け取ることができているのかについてご紹介させていただきます。

1.配当長者上位5人


日本のビジネス界における「配当金長者」トップ5は下記のような方々となります。

1位 孫正義 187億円(ソフトバンクグループ)

2位 笠原健治 36億円(MIXI)

3位 永守重信 34億円(ニデック)

4位 滝崎武光 22億円(キーエンス)

5位 井上浩行 22億円(大和工業)

こちらは2023年3月期決算企業の1株あたり配当額と保有株数をもとに計算されています。

1位の孫正義さんは、まさに桁の違う配当額になっていますね。1位の孫正義さん、4位の滝崎武光さんは、長者番付でも常連となっています。

そうそうたる企業の経営者さんが並んでいますが、これらの方々にはどのような特徴があるのでしょうか。

2.株式の配当金とは


そもそも株式の「配当金」とは何でしょうか。

株式とは、企業の所有権の一部を示すものです。そして、その企業が利益を出した場合、その一部を株主に還元する形で配当金が支払われます。つまり、株式を持っているということは、その企業の成功を共有するということであり、それが具体的に数字として手元に返ってくるのが配当金です。

配当の受取金額上位の方は、多くが創業社長であり、創業した企業の株式を多く保有してらっしゃいます。

四季報のデータを見ると、孫正義さんはソフトバンクグループの株式を29.0%保有していますし、笠原健治さんはMIXIの株を42.1%保有しています。創業した企業を大きく育て、かつ株式を多く保有している状況を維持している方が、多くの配当を受け取っている、ということになります。

3.配当金を多く受け取るには


こうした上場企業の配当はわたしたちも受け取ることが可能です。

方法はシンプルで『上場企業の株式を購入すること』です。

安定して利益を上げて配当を多く出している企業の株を購入するのも良いですし、成長企業の株を早い段階で購入し、その企業が大きく成長することを期待する方法も良いでしょう。

ソフトバンクグループやMIXIは今は超大企業になっていますが、過去は配当を多く出すというよりは、どんどん成長をしていくような新興企業でした。

個人の投資家として配当金を得ることを目指す場合、自分の投資スタイルやリスク許容度を考え、適切な選択をすることが大切です。

4.まとめ


配当金は投資家にとって非常に魅力的なものです。

配当金長者は、自身で会社を創業し、その企業の株式を多く保有している傾向がありますが、個人投資家もその恩恵を受けることは可能です。

株式の配当金は、企業の利益を株主と共有するシステムであり、保有している株式の割合に応じてもらえる公平なものです。

自分のリスク許容度や投資の目的をしっかりと持ち、適切な知識と情報に基づいて投資をすることで配当の力も資産形成に活かしていけるのではないでしょうか。


執筆者:渡邉亮

こちらのコラムは日々金融情報に触れて頂きたいという想いから継続して配信しています。あなたにとって大切な方にぜひご紹介ください。

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