株式会社AWARDの渡邉です。
来年から拡充する新NISAの対象投資信託に隔月分配型の投資信託が追加されたというニュースがありました。
新NISAでは何に投資する?
というのは、来年以降の投資の仕方の中で大きなテーマの一つになるかと思います。
1.新NISAについて
新NISAは、生涯非課税で一定額まで投資をすることができる制度です。現行の一般NISAでは年間120万円を5年間、つみたてNISAでは年間40万円を20年間非課税で投資できることになっています。ただし、現在はこの2つのNISAのどちらかしか選ぶことはできません。
来年からの新NISAでは、つみたて投資枠が120万円、成長投資枠が240万円の合計360万円までを年間に非課税で投資できます。生涯では累計1800万円までの枠があります。
また、生涯に渡って非課税期間が続くので、月々3万円ずつ投資をする、今手元にあるお金を毎年360万円ずつ投資する、など色々な投資の仕方を選択できるようになります。
2.隔月分配型の投資信託とは
そんな来年から始まる新NISAで投資できる投資信託は、金融庁が定める基準を満たす商品に限定されることになっています。
つみたて投資枠では現行のつみたてNISAで投資ができる商品が対象となってます。
成長投資枠で投資できる投資信託も1000本ほどに絞られていたのですが、今回新たに300本ほど追加になり、その中には隔月分配型の投資信託が含まれていました。
分配型の投資信託というのは、その名の通り投資信託への投資をしていると分配金として自分の証券会社などにお金が入金されていくような投資信託です。ただし、この分配金は増えたお金から支払われるだけではなく、元本を削って支払われている場合もあるため注意をしたいところです。
分配金があるからダメというのではなく、どういう仕組みになっているのかは理解して投資をしたいところですね。
3.どんな投資対象を選ぶべき?
新NISAで投資をする際には、生涯非課税で投資ができる、というのを考えると基本的には低コストなインデックスファンドを中心に据えて投資を行うのが良いでしょう。全世界株式ですとか、先進国株式ですとか、先進国債券ですとか、長期的な実績がある投資対象が安心です。
あとは自分自身がどういった投資の成果を望むかによって、中身はすこし変えても良いでしょう。それこそ将来に向けて少しずつお金が入ってくる仕組みを持ちたい、という場合は隔月分配型の投資信託が合っている方もいると考えられます。
経済合理性を考えると、自分で低コストなファンドを買って少しずつ取り崩す方が良かったりするのですが、そうしたことが手間だからコストを払ってでも少しずつ自動でお金が戻ってくる方が良い、という方もいるかもしれませんよね。
4.まとめ
新NISAのスタートまであと半年ほどになりました。資産形成、資産運用にはかなり活用できる制度ですから、積極的に利用していきたいところです。ご自身に合った使い方をすることで、大いに人生を豊かにする助けになると思いますので、今のうちから使い方のイメージをしておきましょう。