株式会社AWARDの渡邉です。
Apple時価総額3兆ドル突破
という節目を迎えています。
世界で最も時価総額が大きな企業であるApple。その成長について振り返ってみましょう。
1.世界の時価総額TOP3は
2.Appleの過去の成長率
3.今後の成長には期待できるのか?
といった流れでご紹介していきます。
1.世界の時価総額TOP3は
現在の世界における上場会社の時価総額TOP3は下記の通りとなります。
1位 Apple
2位 Microsoft
3位 Saudi Arabian Oil
1位のAppleは6月末に3兆ドルを超えました。日本円に換算すると、約440超円です。東証プライム市場(旧・東証一部)に上場している日本企業の時価総額の合計が現在約820兆円ですから、その巨大さが分かりますよね。Appleだけで、東証プライムに上場している2000社以上の時価総額の半分以上の大きさ、ということになります。
2位のMicrosoftは現在約2.5兆ドル。3位のSaudi Arabian Oilは現在約2.1兆ドルです。2位のMicrofsoftに約5000億ドルの差をつけて、現在はAppleが圧倒的ナンバー1ということですね。
ちなみにこの3社で日本の上場企業すべての時価総額を超えることになります。
2.Appleの過去の成長率
Appleは1976年4月1日創業され、1980年12月12日に上場を果たしています。
Googleでは1983年7月からの株価の推移をすぐに見ることができますが、この40年間での株価の上昇率は約90,000%でした。つまり900倍以上に株価が上昇している、ということですね。
ちなみに初代iPhoneが発表されたのは2007年1月9日のことでした。その時点でAppleの株を買っていた場合でも、現在までに+6,000%以上、つまり60倍以上の上昇になっていました。
こうして成長していく株式をずっと保有し続けるのは難しい(途中で売りたくなってしまう)ものですが、継続的な成長を続けることを期待して保有し続けた方は大きな資産を築けたことになりますね。
3.今後の成長には期待できるのか?
こうしたAppleですが、今後の成長は期待できるのでしょうか。
世界一の投資家と言われているウォーレン・バフェット氏は、Appleの株式をかなり保有しています。まだまだAppleには投資妙味がある、という判断でしょう。
また、 6月5日から開催されたアップルの開発者向け会議「WWDC 2023」ではApple Vision Proというスマートグラスが発表されました。こちらは米国では2024年の早いうち、その他の国では2024年の末までに登場予定とのことです。新しいデバイスの開発や、革新的なツールの発表をAppleは続けていく様子も伺えます。
また、なによりも強いのはAppleのブランド力です。現在Appleの製品を利用している方は、互換性などの点でAppleの製品を使い続ける可能性が高いです。iPhone等の価格はだんだん上がっていますが、それでもApple製品を選択するという可能性が高いでしょう。
こうしたブランド力があり、優先的に製品が選択されるという状況は企業にとっては強いです。成長・発展するためにはそれだけでは十分ではありませんが、今後もAppleが強い企業であるのは間違いないでしょう。
4.まとめ
時価総額3兆ドルの大台を突破したAppleについて今回は取り上げました。初代iPhoneが発表されたときにApple株を買っていたら、現在の株価は60倍以上です。Apple Vision Proが発表されたのは先月ですが、このタイミングでAppleを買っていたら、というのは今から試すのでも遅くはありません。
すでに超巨大企業になっているAppleですが、今後のさらなる成長に期待して株式を保有してみるのも良いのではないでしょうか。ただし、個別の株式は価格変動も大きいので、しっかりと許容できるリスクの範囲内で投資していただければと思います。