2023年前半の各資産の騰落率

資産運用

株式会社AWARDの渡邉です。

2023年前半の各資産の騰落率

について今回は取り上げたいと思います。

eMAXIS Slimのシリーズの騰落率から、成績を振り返ってみまししょう。

1.eMAXIS Sllimとは

2.2023年上半期の成績順位

3.2023年下半期の注目点

といった流れでご紹介させていただきます。

1.eMAXIS Slimとは


eMAXIS Slimは三菱UFJ国際投信が運用を手がけているインデックスファンドシリーズです。

現在までに全13種類が発売されており、代表的な資産クラスに対して非常に低コストに投資ができる投資信託のブランドとなります。

業界最低水準の運用コストを将来にわたって目指し続けることを謳っているため、他社が低コストのファンドを出してきても、手数料を改訂して手数料を下げてくれることが期待できます。

多くの投資家から人気を集めている投資信託のブランドです。

2.2023年上半期の成績順位


さて、こちらのeMAXIS Slimの過去6ヵ月間の成績を見ることで、2023年上半期にどの資産への投資が良い成績を上げたのかをチェックしてみましょう。

1位 国内株式(日経平均) +28.55%

2位 米国株式(S&P500) +25.67%

3位 先進国株式 +23.95%

4位 国内株式(TOPIX) +22.61%

5位 全世界株式(オ―ル・カントリー) +22.79%

6位 全世界株式(除く日本) +22.75%

7位 全世界株式(3地域均等) +20.01%

8位 新興国株式 +14.06%

9位 バランス(8資産均等型) +12.91%

10位 先進国リート +11.79%

11位 先進国債券 +11.35%

12位 国内債券 +2.64%

13位 国内リート +0.32%

といった順になりました。

13銘柄あるうちのTOPはなんと日経平均株価でした。

米国のエリート500社を集めたS&P500を、日本のエリート225社を集めた日経平均株価が上回ったのは、日本株が世界から脚光を浴びた半年間だったことが良くわかります。

また13銘柄あるeMAXIS Slimがすべて6ヵ月間でプラスのリターンだったというのも、2023年の上半期が非常に良い半年間だったことを良く反映していると言えるのではないでしょうか。

3.2023年下半期の注目点


2023年下半期は、インフレとともに米国や他国の利上げのせめぎ合いがまた焦点になりそうです。

インフレは物価を押し上げますので、生活は苦しくなりますが、株価にとってはプラス材料となります。

物の値段が上がる⇒企業の売上が増える⇒企業の利益が増える⇒賃金が上がる⇒購買力が上がる

といった良い経済のサイクルが回っていくからです。

日本でもインフレの波は押し寄せてきていますが、毎年2%程度の適度なインフレが続いていくと株式はまだ上昇する余地があると言えます。

景気の腰折れがなく、現在の状態が続いていくかどうか、というのが2023年下半期はチェックしていきましょう。

4.まとめ


2023年上半期の各資産の騰落率を見ると、eMAXIS Slimの全13銘柄がすべて上昇しているなど、投資家にとってはとても良い半年間だったことが分かりました。

一方でインフレは進行しているので、現預金のみで資産をお持ちの方は、資産がじわじわと減っている状態にあるとも言えます。

インフレはまだまだ落ち着かなそう、というのが世界で共通認識になりつつあるので、今からでも資金を目減りさせないように投資をしていっていただければと思います。


執筆者:渡邉亮

こちらのコラムは日々金融情報に触れて頂きたいという想いから継続して配信しています。あなたにとって大切な方にぜひご紹介ください。

カテゴリーから記事を探す

最新の金融情報やセミナー
情報を日々お届けします