株式会社AWARDの渡邉です。
投資のリスクとは
といった点について今回はご紹介させていただきます。
1.投資のリスクの例
2.リスクとリターンの関係
3.分散投資でリスクを抑える
といった順でご案内させていただきます。
1.投資のリスクの例
投資にはさまざまなリスクがあります。
・価格変動リスク
・信用リスク
・流動性リスク
などです。
例えば、価格変動リスクの例ですと、株式投資が挙げられます。株価は企業の業績や経済動向によって変動します。株式を購入した場合、株価が上昇すれば利益を得ることができますが、株価が下落すれば損失を被ります。
信用リスクの例ですと、債券が分かりやすいでしょう。債券は基本的には元本が守られる投資ですが、発行者の信用リスクによって元本や利息が保証されない場合があります。
流動性リスクの例としては、不動産や保険の例が分かりやすいです。流動性というのは、すぐに現金化ができるかどうか、という意味です。不動産の場合、現金化しようとしてもすぐに買い手が現れるかわからず、現金化に時間がかかる可能性があります。また、貯蓄型の保険は将来的には元本が守られるタイプのものだとしても、短期での解約で大きく目減りしてしまうという時間的な制約があります。
このように投資にはいくつかの種類のリスクと付き合う必要があります。
2.リスクとリターンの関係
先ほど上げた3つのリスク。実はこれらのリスクを取ることによって、投資ではリターンが得られるとも言えます。
価格変動リスクを受け入れることによって、株式投資では現預金を上回る期待リターンが得られます。
信用リスクを受け入れることによって、国債よりも社債では高いリターンが得られます。
流動性リスクを受け入れることによって、不動産では安定した賃料が得られ、保険では将来のリターンが守られます。
過度なリスクを取らず、自身の目的に合った投資をすることを心がければ、リスクを過度に恐れることはないと言えるでしょう。
3.分散投資でリスクを抑える
このようなリターンの源泉であるリスクと上手に付き合う有効な方法が「分散投資」です。
分散投資とは、資産を複数の異なる投資先に分散させることです。つまり、全ての資金を一つの投資先に集中させるのではなく、複数の異なる投資商品や市場に分散させることで、リスクを分散した上でリターンを得ることができます。
異なる投資先へと投資することで、各投資先ではパフォーマンスがばらつきます。これにより、一つの投資先での損失が他の投資先の利益でカバーされる可能性が高まります。
分散投資によってリスクを抑えるためには、異なる資産クラス(株式、債券、不動産など)や地域、業種などに分散投資することが重要です。これによって、特定の投資先や市場のリスクに依存せず、ポートフォリオ全体のリスクを抑えることができます。
ただし、分散投資は完全なリスク回避ではありません。市場全体が下落した場合には、ポートフォリオ全体が影響を受ける可能性があります。また、投資先の選択やバランスの取り方にも注意が必要です。
4.まとめ
投資は一朝一夕には成果が現れないものですが、時間をかけて適切に運用すれば、将来の資産形成につながります。
投資のリスクは投資において利益を追求する上で避けられない要素ですが、適切な資金管理や分散投資によって、リスクを抑えながら長期的な資産形成を目指すことができます。
学びと経験を通じて投資の世界に触れながら、将来のための資産形成に向けて一歩を踏み出してみてはいかがでしょうか。