バイナンス、日本居住者向けプラットフォーム構築

資産運用

株式会社AWARDの渡邉です。

仮想通貨交換所大手のバイナンスが、

日本居住者向けプラットフォーム構築

に向けて動いています。

1.バイナンスとは

2.日本居住者向けへの対応

3.新プラットフォームでできること

といった流れでご紹介させていただきます。

1.バイナンスとは


バイナンスは、2017年に設立された仮想通貨取引所の一つであり、仮想通貨の取引や投資を行うためのプラットフォームとしては世界でも最大手になります。

バイナンスは、多くの仮想通貨の取引をサポートしており、Bitcoin(ビットコイン)、Ethereum(イーサリアム)などの主要な仮想通貨だけでなく、多数のアルトコイン(他の仮想通貨)も取引できます。また、バイナンスは、独自の仮想通貨である「Binance Coin(バイナンスコイン)」も発行しており、現在このBinance Coinは仮想通貨の時価総額ランキングで4位につけています。

バイナンスは、世界的に有名で人気のある取引所であり、多くのトレーダーや投資家に利用されています。

2.日本居住者向けへの対応


世界的に有名な取引所であることから、バイナンスのユーザーは日本にもたくさんいると推測されます。

しかし、バイナンスは昨年、日本の仮想通貨取引所であるサクラエクスチェンジビットコインを買収しており、この取引所のライセンスを使って日本の居住者向けに国内規制に準拠した新しいプラットフォームを構築中で、今夏にはサービスが始まる模様です。

現在グローバルのバイナンスを利用しているユーザーは8月1日以降に使えるようになる新たな本人確認プロセスを通じて、新しい日本向けプラットフォームへの移行が可能になるとのことです。

一方で多機能を備えているグローバルのバイナンスに関しては、日本居住者向けサービスを11月30日で終了すると発表されています。

3.新プラットフォームでできること


新しくできる日本居住者向けのバイナンスは、下記のようなサービスを予定しているとのことです。

・暗号資産現物(スポット)取引:入出金、取引

・貸暗号資産:Simple Earn、自動購入(積立)

・NFT:NFTマーケットプレイス

・暗号資産デリバティブ取引(時期未定)

・その他:Binanceアカデミーなど(順次)

貸暗号資産、NFTなどはコインチェックなどもやっているサービスになりますが、グローバルで展開しているバイナンスならでは強みを活かして良質なサービスが提供されることを期待したいですね。

大手仮想通貨で日本に進出したにも関わらず、本社側が破綻しサービス提供が止まってしまったFTX Japanのような例もあるため、長く続く取引所になることを願います。

4.まとめ


世界最大手の仮想通貨取引所の一つであるバイナンスが本格的に日本に進出します。グローバルのバイナンスに関しては、日本居住者は将来的に利用できなくなるため、夏以降に日本のバイナンスへの移行手続きが必要になります。

グローバルで展開するバイナンスならではの強みを活かしたサービス展開がされるのは楽しみにしたいところです。

仮想通貨市場は株式等と比べるとまだまだ小さい市場ではありますが、投資・投機の先としては整備が進んで来ています。ご自身の資産の一部として取り入れてみるのも良いのではないでしょうか。


執筆者:渡邉亮

こちらのコラムは日々金融情報に触れて頂きたいという想いから継続して配信しています。あなたにとって大切な方にぜひご紹介ください。

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