上位1%のお金持ち

資産運用

株式会社AWARDの渡邉です。

上位1%のお金持ち

というと、皆さんはどのような方を想像するでしょうか?上位1%に入ることができる資産額は国によってかなり異なるようです。

今回は、

1.日本における上位1%

2.世界の国々で上位1%に入るには?

3.お金持ちになるために必要な投資

といったテーマでご紹介していきます。

1.日本における上位1%


上位1%の金持ち、資産16億円でも入れない国と800万円弱で入れる国

このような記事がBloombergへと掲載されていました。

不動産仲介のナイトフランクという会社が行った調査の内容が発表されています。

この記事によると日本で上位1%のお金持ちに入るには、1.7百万ドル、つまり1ドル=約138円の現在で考えると、約2.4億円が必要ということになります。

よく1億円というのがお金持ちの目安として示されることがありますが、上位1%に入るためにはその2倍ほどの資産が必要なようです。

2.世界の国々で上位1%に入るには?


一方で、この上位1%に入るために必要な資産額は、国によってかなり異なります。

調査対象国のTOPは、

モナコ 12.4百万ドル=約17億円

でした。日本の7倍くらいないと上位1%に入れないことになります。他の国々も見てみると、

米国 5.1百万ドル=約7.0億円

イギリス 3.3百万ドル =約4.6億円

中国 0.96百万ドル=約1.3億円

というようになりました。

ちなみに25ヵ国中で最も低かったのはケニアで、2万ドルで約280万円ということになりました。300万円程度貯金をしていれば、ケニアにいくと上位1%のお金持ちになる、ということですね。

3.お金持ちになるために必要な投資


この調査からは国ごとの富の偏りを知ることができます。

上位の国と下位の国ではお金持ちの基準もだいぶ異なりますよね。自分たちの国で上位に入る、という視点で見ると資産形成の目標設定としてはわかりやすいかもしれません。

日本の場合は、上位1%に入るのには約2.4億円が必要です。資産運用で達成するのであれば、

-手元の資産500万円と月々5万円の投資を40年間年利8%で運用

-手元の資産1000万円と月々10万円の投資を30年間年利8%で運用

といった手段でクリアできる数字となります。こうやって書くと、しっかりと貯金と投資ができる人であれば、決して届かない数字でもないですよね。

4.まとめ


世界の国々で上位1%になるための資産額についてご紹介させていただきました。

-国によってお金持ちの基準にはかなりの差があること

-日本の上位1%は普通の働き方と資産運用の組み合わせでも決して届かない数字ではないこと

あたりを押さえておいていただければと思います。

国による差は今後も拡大していくかもしれません。世界基準に後れをとらないように、わたしたちも自分の資産管理と資産の有効な運用に力を入れていきましょう。


執筆者:渡邉亮

こちらのコラムは日々金融情報に触れて頂きたいという想いから継続して配信しています。あなたにとって大切な方にぜひご紹介ください。

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