株式会社AWARDの渡邉です。
先日のコラムで日本株が割安であることをご紹介させていただきましたが、最近は、
バフェット氏の日本株への投資
が話題になっています。
1.バフェット氏が投資している日本株
2.次に買われる銘柄は?
3.バリューがある株とはどういう株?
といった流れでご紹介させていただきます。
1.バフェット氏が投資している日本株
世界一の投資家であるウォーレン・バフェット氏。先日、2011年以来2度目の来日をしてらっしゃり、日経新聞の単独取材に応じています。
そんなバフェット氏が投資している日本株として有名なのが、五大商社です。
・伊藤忠商事
・丸紅
・三井物産
・住友商事
・三菱商事
といった日本の五大商社の株式を買っていることを2020年8月に発表しました。
そこから五大商社の株式は大きく上昇。2023年4月現在までに、すべての銘柄で50%以上のリターンを出しており、三井物産と三菱商事は100%以上、丸紅にいたっては200%以上のリターンを叩き出しています。
2.次に買われる銘柄は?
バフェット氏は、日本株への投資に対して意欲的な姿勢を示しています。実際のところ、現在の五大商社への投資は、米国株以外への投資としては最大の投資となったそうです。
「重要なのは良いビジネス、適切な価格、良い経営への投資だ」
と取材でも述べてらっしゃいますが、これらの条件が揃った日本株であれば、世界一の投資家であるバフェット氏も投資妙味がある、と考えていることがわかります。
・エネルギー資源株
・銀行株
・通信株
など、割安で放置されている大企業が日本にはたくさんあります。これらの中から、バフェット氏のお眼鏡にかなう投資対象が今後でてくるかもしれませんね。
3.バリューがある株とはどういう株?
バフェット氏が好むのはバリュー株ですが、バリュー株とはどういった株式なのでしょうか。
『企業の本質的な価値に対して、いくらの株価がついているか。本質的な価値よりもはるかに安い価格で株式を買うと利益が得られる。』
というのは過去にバフェット氏が投資家向けに書いた手紙の中で書かれている内容です。
企業は資産を保有しており、毎年利益を出しています。株式会社の場合、それらの資産や利益は、本質的には株主のものです。
・株価に対して明らかに大きな資産を保有している会社
・株価に対して毎年出している利益の水準が高い会社
こんな会社がバリュー株と言えます。ちなみにバリュー株の反対は、グロース株と言われますが、こちらは現在の資産や利益よりも、将来的な成長性に期待されて価格がついている株になります。
グロース株は急騰したり、急落したりしやすいですが、それは将来の成長性という計りにくいものを基に株価が決定されているからに他なりません。
安定した株式投資をしたいのであれば、グロース株よりもバリュー株に目を向けるというのは有効と言えるのではないでしょうか。