株式会社AWARDの渡邉です。
投資用語の一つに『バリュー投資』という言葉があります。このバリュー投資というのは投資の本質を良く捉えています。本日はバリュー投資の意味と考え方について紹介します。
バリュー=価値
バリュー投資とは、『value』がもともとの言葉であり、あたい・ねうち・価値などの意味があります。主に株式投資を舞台として使われる言葉であり、現在の株価が割安なのか割高なのかを見極めて、割安なら買うという方法を指します。
つまり本質的な価値が現在の株価よりも高いと思われるものを買っていく方法であり、前回のコラムでご紹介した世界一の投資家であるウォーレン・バフェット氏も採用している手法です。バフェット氏は割安な株を取得し、それを長期保有して利益を上げることで知られています。この手法でバフェット氏は年利20%以上を数十年に渡って出し続けることで世界一の投資家になりました。
投資対象の会社のビジネスの価値、資産の価値、ビジネス拡大の余地などを評価して実施されるバリュー投資は負けにくい投資とも言えます。
株以外でも活きるバリュー投資
バリュー投資は投資対象の本質的な価値を見極めて投資をする手法です。そのため、株以外に対しても同じ考え方で投資を行うことができます。例えば不動産投資の場合ですと、割安な不動産を買うことができれば利回りは高くなりキャッシュフローも大きくなります。
一般的にはバリュー株の対義語であるグロース株でさえ、バリュー投資の考え方は有効なことがあります。成長率から考えると、明らかに割安で放置されている、という株式はバリュー投資の考え方で購入を判断することができます。
仮想通貨sでさえ、バリュー投資の考え方は有効です。将来性が有望であるにも関わらず安い値段で放置されている仮想通貨には、いずれお金が流れ込み価値が大きくなることが予想されます。もっと価値が高くても良いものを早めに買う行為はバリュー投資に通じるのです。
ただし、仮想通貨の将来性の予測は株式以上に不確実なため、割安かどうかの判断が難しいというのは言えるでしょう。
対象の価値を見極める
投資をするときには、対象の価値を見極めることを意識してください。保険でも不動産でも証券でも、中身を理解すると本質的にそれが価値があるかどうかは判断することができます。金融の世界は難しいと思われる方が多いのですが、実は数字を根拠にして語ることができるため簡単な面もあるのです。
バリュー投資の考え方で投資を行うと、投資が成功する可能性は飛躍的に上がります。本質的な価値を見極め長期投資。投機とは異なる投資の王道の考え方をぜひ知って頂ければと思います。