株式会社AWARDの渡邉です。
皆さんは人生における様々なリスクに備えることができていますか?本日は人生におけるリスクヘッジというテーマで、
1.リスクに対する保険
2.貯蓄でリスクに対処する?
3.長生きリスクへと備える
といった流れで書かせていただきます。
1.リスクに対する保険
金融商品の中でリスクに備える部分を担当するのは保険であるというのは、多くのファイナンシャルプランナーの認識かと思います。実際に万が一の事態が起こったときに大きなお金をもらえる保険は、リスクヘッジとして大きな効果を発揮します。
ただし、リスクへの備えという観点から考えると保険がカバーできる範囲というのは非常にせまいのも事実です。死亡したとき、がんになったとき、入院・手術をしたとき、家が火災や地震の被害にあったときなど、特定の状況になった場合のみ大きなお金がもらえるのが保険です。万が一というのは起きない可能性の方が高いから万が一というのであって、それ以外の場合には保険以外の手段で備える必要がでてきます。
2.貯蓄でリスクに対処する?
万が一のことが起きずに人生を送ることができた場合、多くの方が直面するのがライフイベントの際に出てくるお金の問題です。
子育て資金、住宅購入資金、老後の資金というのは、特に大きなお金がかかる人生における三大資金とも言われます。
特に老後の資金に関しては、働くのをやめてから十分な年金をもらうことができずに、貧しい生活を余儀なくされている方が今も数多くいらっしゃいます。老後にお金で苦労しないためには若いころから貯蓄をしておくことが、良いリスクヘッジになり得るかと思います。
ただし、貯蓄も万能なわけではなく、一般的にインフレや円安などに弱いです。インフレや円安が起きれば、手元に貯蓄してある日本円の価値はどんどん落ちていってしまいます。こういったリスクに備えるには、外貨を持ったり、株式などを保有して資産運用をすることが良いリスクヘッジになります。
3.長生きリスクへと備える
さて、保険や貯蓄がリスクヘッジになることを書かせていただきましたが、すでに老後を迎えようとしていて十分な貯蓄がない、という方はどうすれば良いのでしょうか。
この場合は働き続けるというのも強力な手段になります。月々10万円でも労働によって対価を得ることができれば、国民年金と合わせた月々の収入は16万円ほどになります。ぜいたくをしなければ暮らしていくことができる収入になってくるでしょう。また、スキルの高い方は年齢が高くてももっと大きなお金を得ていくことも可能なはずです。
どんな状況でも自分の力でお金を稼ぐことができるというのは、様々な状況に対するリスクヘッジとしては非常に有効です。特に若い方ほど自分の力を磨くことに対して真剣に向き合っていただきたいと思います。
また、若いころから仕事以外でお金が入る手段を形成していくのも非常に有効です。資産運用を早いうちから行い、老後を迎えるときまでに月々10万円程度の資産収入を得られる状態を作っておけば、働き続けるのと金銭的に同じような効果が得られます。
保険、貯蓄、仕事。自分に合ったリスクヘッジを上手く組み合わせてみてください。