米S&P最高値更新、日経平均好調【相場】
2016.7.12

株式会社AWARDの會田です。11日の米国株式相場は続伸し、S&P500指数は過去最高値を更新しました。また日経平均株価も参院選の結果を受けて大幅に上昇しており、日中の上げ幅は9日の終値比で+601円84銭高の15,708円82銭となりました。日本と米国どちらでも大幅な株価の上昇があったということになります。

株高の要因となったのは大きく2つあります。

・9日の米国雇用統計発表で米国経済の堅調さが示されたこと
・日本の参院選で与党が勝利し経済政策に対する期待が高まったこと

です。日経225先物の動きとしては、米国の雇用統計発表後にすでに上昇基調に入っていました。それが10日の参院選の結果によりさらに追い風を得た格好になっています。12日の午前3時での日経平均先物は16,100円をつけており、9日につけた安値15,100円に比べると実に1,000円も上がっていることになります。今月末の7月28、29日には日銀の金融政策決定会合も控えています。安倍政権が財政出動するのに合わせて、日銀も追加の金融緩和を行うのではないか、という期待が市場に膨らんでいくことが考えられます。株価を下げる要因は、中国経済の不安、英国のEU離脱に伴う交渉の難航、円高リスク等いろいろとありますが、それらの要因は今までに織り込んできているため下値は限定的だと言えます。

さて、そんな日経平均株価以上に堅調なのが米国のS&P500指数です。こちらは米国の日経平均株価のようなもので、S&P社が選定した500社の株価の平均値であり、米国市場の80%程度をカバーしている指数です。日経平均株価は今年の1~2月にかけての世界的な経済不安の時以来、なかなか株価が回復してきませんでしたが、米国は早々に立ち直って最高値を更新している状況です。やはり世界一の経済大国で人口も増え続けている米国の経済は強いと改めて認識させられます。堅調な米国経済を考えるとFOMCによる利上げも意識する必要はありますが、世界で経済不安の種は多くあるため今年中は見送られる可能性もありそうです。

日本株がこれからさらに上昇していくためには、ドル円の相場が重要な鍵となりそうです。11日の朝時点では1ドル=102円台ですが、まだ英国のEU離脱にて急激に進行した円高の余韻が残っている状況です。安倍政権の打ち出す経済政策・財政出動とともに、日銀の金融政策にも注目していきましょう。

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