ジャクソンホール会議通過

資産運用

株式会社AWARDの渡邉です。

市場関係者の間で重要イベントと目されていたジャクソンホール会議ですが、大きなサプライズはなく通過しました。

注目されていたFRB議長のパウエル氏の発言などについてチェックしておきましょう。

ジャクソンホール会議とは?


ジャクソンホール会議は、米国のカンザスシティー連邦準備銀行がワイオミング州のジャクソンホールで毎年夏に開く金融・経済シンポジウムです。

米連邦準備制度理事会(FRB)議長など各国中央銀行の要人や経済学者らが出席し、議論することで知られています。

今年は8月26~28日に対面での開催が予定されていたのですが、デルタ株の影響などもあり27日のみにオンラインで開催されるよう変更になっていました。

パウエル氏の講演内容は?


ジャクソンホール会議で特に注目されていたのはパウエル氏の発言でした。明確にテーパリングの時期などを示す発言が出たり、利上げに関して時期が明言されるなどがあれば、為替や株は影響を受けたことでしょう。

しかし、実際の発言内容は市場の予想と概ね一致するものであり、市場から不確実性を取り除く内容のものでした。

・テーパリングの開始は年内が適切
・デルタ株が拡大している影響は注意深く見極める
・テーパリングは将来の利上げ時期の直接的なシグナルではない

といったところが大枠の発言内容でした。つまりテーパリングは年内に開始するのが望ましいと考えているが、デルタ株の影響なども見極めて慎重に開始する必要がある、とのことです。

また、利上げに関してはテーパリングとは別のものとして考えており、テーパリングの開始が将来の利上げ時期を決めるものではない、ということも示されていました。

年内のFOMCで決定か


こうした発言内容から考えると、テーパリングの開始は年内のFOMCで決定される公算が高いと言えます。9, 11, 12月にFOMC(連邦公開市場委員会)が予定されていますので、そこでの政策決定には注目していくと良さそうです。

パウエル氏の発言を受けて、米国株は上昇して為替はドル安に動きました。S&P500、NASDAQなどは史上最高値を更新しています。米当局の慎重な政策決定により、米株の勢いはまだ続いていく可能性が高いでしょう。しかし、かなり利益に対しては割高な水準になってはいるので、ちょっとしたきっかけで停滞、下落することがあるのは十分意識しておくのをお勧めします。


執筆者:渡邉亮

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