選挙と株価について【資産運用】
2016.7.6

株式会社AWARDの渡邉です。参院選が7月10日に迫ってきました。駅前などは各候補者の演説や、選挙のポスターで賑やかになっているかと思います。さて、昔から選挙が近づくと株価があがる、などと言われることがあります。なぜそういったことが言われるのか本日は解説していきたいと思います。

選挙前に株価が上がる一つの説として、政治家の選挙資金を用意するために株が購入される、というものがあります。選挙が近づくと、政治家は選挙資金が必要になりますよね。そこで政治家が持っている銘柄を周りが購入することで値段が上がったり、株価が上がりそうな銘柄を政治家が買うことで株価があがるという説があります。こうして選挙で株価が上がる銘柄のことを選挙銘柄などと呼んだりします。ただし、実際のところは、選挙資金が必要で株を売却する政治家だっているでしょうし、単純に株価が上がる要因とは言いにくいでしょう。どちらかというと、こういった話は週刊誌や小説のネタとして良く使われているようです。

しかし、選挙が近づくと株式市場での投資家の動きが活発になるというのは事実です。それはなぜか。理由は、その時の政権が選挙を意識した政治を行うためと言えるかと思います。例えば今回の選挙で言えば、安倍首相は伊勢志摩サミットで消費税増税の延期について各国首脳の前で匂わす発言をし、その後実際に延期を決定しました。これは選挙も意識した動きと言って良いのではないでしょうか。増税を延期すれば景気の下振れを防ぎ株価を上げられる可能性が高いからです。実際は英国のEU離脱などもあり、株価はかなり厳しい状況ですが。

選挙と株価の関連を理解すると、選挙後の株価の動きについても考えることができます。選挙前に政府が景気を上げる政策を発表していると、選挙が近づき株価は上がるでしょう。そして株価が上がっていたのであれば、選挙後その与党が大勝して引き続き政権を担うなら株価は高水準を保つ可能性が高いと言えます。それに対して与党が思ったり議席が取れない場合などは政権が不安定になるので株価が下がることも考えられます。また与党が大勝しても、政策にかげりが見えてくれば株価は下がってしまうかもしれません。

選挙前は株価はあがる、と言われてもその関係性は複雑なのをお分かり頂けましたでしょうか。選挙と株価は互いに関連して動きますが、ただ単純にあがる場合ばかりではないということです。選挙をきっかけに経済が良くなると投資家が考えているかどうかががポイントと言えるます。そんなことも考えつつ選挙の行方と株価を見てみるのも面白いのではないでしょうか。

カテゴリーから記事を探す