ビットコイン投資信託が誕生間近?【運用】
2016.7.5

株式会社AWARDの渡邉です。世界初のビットコインの上場投資信託(ETF)が承認間近というニュースが出てきました。暗号通貨の価値に連動する上場投資信託ということになるので、ビットコインを投資・投機の対象と見ている方にとってはとても興味深いニュースであると言えます。

上場予定の投資信託の名前は、「ウィンクルボス・ビットコイン・トラスト」(銘柄コード:COIN)。当初はナスダックに上場させる予定だったそうですが、多くのETFが上場先として選んでいるバッツ・グローバル・マーケッツ・ブランドに変更されているそうです。バッツは新興取引所運営会社で、米国と欧州に展開している証券の電子取引所になります。証券取引所を介さずに証券を売買する私設電子取引所で先進的なテクノロジーで知られています。2005年に創業したのにも関わらず、現在ではニューヨーク証券取引所、ナスダックに次ぐ第3位の取引所としての地位を確立しています。また取引所を介さないため手数料が比較的安いのも特長です。ビットコインの上場投資信託という発想もかなり前衛的ですが、その上場を許可するであろう証券取引所も勢いのある新興の取引所であるということですね。

ビットコイン自体は2009年に発明された暗号通貨であり、現在の1ビットコインの価値は約680ドルに達しています。時価総額も100億ドルを超えています。ウィンクルボス・ビットコイン・トラストは世界初のビットコインETFになる予定であり、承認されれば大きな需要が見込まれるそうです。ETFとして承認されることにより、通常の株と同じように証券所での取引が可能になるので税金メリットが得られるのが魅力的であると言えるでしょう。

ビットコインの価格は以前ほどは乱高下しなくなっていますが、この1年間で実に2倍に上昇しています。面白いのが、ビットコインを安全資産として捉える流れがあることです。例えばイギリスのEU離脱によって株などの伝統的な資産の価格が下落した中、ビットコインの価格は上昇しました。記録が残り続けるビットコインはなくなるということがないため、金などに代わる安全資産としても期待されているということですね。ビットコインのETFがポートフォリオの一部として支持される時代がやってくるのかもしれません。

ただし時価総額がまだ100億ドルしかないということは、大きな資産の流入、流出で価格が大きく上下する可能性が高い資産とも言えます。また暗号通貨自体は世界でも次々と生まれ続けているため、ビットコインが絶対的な暗号通貨として支持され続けるのかもまだ定かではありません。そういった流れも考えた上でビットコインのETFの行方なども見ていくと良いのではないでしょうか。暗号通貨を使用できる場面などもどういう変化をしていくのかが興味深いところです。

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