SVFの現在の成績は?
2021.5.30

株式会社AWARDの渡邉です。

ソフトバンクグループが現在ソフトバンクビジョンファンド(SVF)と言われる超巨大なファンドを運営しているのは、投資好きな方ならばご存じの場合が多いかと思います。

4年前の2017年5月20日に発足したSVFですが、現在までの投資成績はいったいどのようになっているのでしょうか。

ファンドの規模は10兆円超


2021年3月末時点での状況が2021年5月に行われたソフトバンクグループの決算説明会の資料から読み取れるので、そこからデータを抜き出してみます。SVFは現在2つありますが、最初に発足したSVF1を見てみると、

ファンドの規模:10.9兆円($98.6bn)

投資額:9.5兆円($85.8bn)

評価額:15.6兆円($140.7bn)

となっています。bnというのはビリオン(10億)の意味となります。

この数字だけを見ると、投資額に対して現在の評価額は+43%になっているということになりますね。これだけだとさほどすごい成績とは言えないかと思います。

上場済みの企業だけで見ると?


ではこの成績を上場済みの企業だけで見るとどうなのでしょうか。現在の評価額15.6兆円のうち、すでに上場済みの企業の評価額は6.7兆円($60.4bn)となり、それに対応している投資額は、1.7兆円($15.7bn)となります。

すると、この範囲だけを切り取って見てみると、

6.7兆円÷1.7兆円=3.9倍

つまり、4年間足らずで+290%ほどのリターンを出していることになるのです。こうして見ると驚異的な投資成果だと思いませんか?

そして。残りの投資額である7.8兆円($70.1bn)は現在まだ未上場の株式に対応したものになります。今後これらの投資先が上場していった場合、いったいどれほどの企業価値になっていくのか、とても興味深いところです。

世界的な株高の影響もあるが


SVFの快進撃は世界的な株高の影響はあるでしょう。金融緩和の影響でSVFの投資しているようなグロース株は現在非常に高い評価を受けています。しかし、それを差し引いたとしても孫正義さんの企業の力を見抜いて投資をする力というのは、本当に驚異的なものだなと感じます。

孫正義氏のエピソードとして有名なのが、アリババに出資した80億円が後々約12兆円もの価値、およそ1500倍になったというものです。SVFの投資先からも今後大化けする企業が出てくるのか、楽しみなところです。


執筆者:渡邉亮

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