借金で投資は是か非か
2021.5.28

株式会社AWARDの渡邉です。

投資をするときに借金の力を使うと、大きなリターンを得られることがある、というのはしばしば語られる真実です。その一方で、その言葉を鵜呑みにしたことで大きな損失を被ってしまう方もいらっしゃいます。

本日は借金を使って投資をすることについて考えてみましょう。

5%で借りたお金を10%で運用


例えば、年利5%で用途の自由なフリーローンを1000万円借りて、年利20%が得られる商品に投資をしたとしましょう。すると、

《支払う利息》

1000万円×5%=50万円

《得られる金利》

1000万円×20%=200万円

《儲かるお金》

200万円-50万円=150万円

ということになります。ここで凄いのが、元手の1000万円はかりたお金なので、元手ゼロから年間150万円の利益を生み出せているという点です。こうした金利の差を上手く利用した投資の例としては不動産投資が挙げられます。不動産の場合は年利2%程度で借入を起こして年利5%程度の物件に投資というのが、今は多いかもしれませんね。

借りたお金で運用の怖さ


一方で借りたお金で投資をすることの怖さも知っておいていただきたいところです。

例えば年利5%で1000万円借りて、年利20%の商品に投資をしたら、その投資商品の価値がゼロになってしまったとしましょう。投資の失敗で投資したお金は消えてしまいますが、借りた借金はそのまま残ります。つまり、残った借金はただただ返済し続けなければなりません。

年利5%で借りた1000万円を10年かけて返していこうとした場合、月々の返済額は106,065円にも上ります。これを自身の力で返し続けていかなければなりませんし、最終的に10年間で支払う総額は利息も含めて約1273万円にも上ります。投資が完全に失敗した場合、最終的な損失額としてはこの金額になるということですね。

投資との差額を取りたい、という欲によって、大きな損失を被ることもあるというのはしっかり意識しておくべきでしょう。

借金をして投資をするなら


借金をして投資をするなら、安定性の高い商品への投資がお勧めです。先ほど例に出した年利20%を謳っているような商品の場合、リスクはけっこう高く全損も考えておいた方が良いかと思います。一方で、安定した賃料が得られる不動産は、借金をして投資をするには良い対象と言えるでしょう。ただし、あまりにも割高な物件を購入してしまった場合には、不動産でも大きな損失を被りますので注意したいところです。

借金をして投資を成功させると大きなリターンが望めますが、その難易度は借金なしの投資に比べると一段と上がります。チャレンジしたい方は投資の対象についてしっかりと学んで、成功の確率を高められるようにすることをお勧めいたします。


執筆者:渡邉亮

こちらのコラムは日々金融情報に触れて頂きたいという想いから継続して配信しています。あなたにとって大切な方にぜひご紹介ください。

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