2021年1-3月のGDP
2021.5.19

株式会社AWARDの渡邉です。

2020年度と2021年1-3月期のGDPが昨日5月18日に発表されました。新型コロナウイルスの影響がどの程度GDPに影響を及ぼしたのかについて見ていきましょう。

2020年度はマイナス4.6%


2020年度のGDP(国内総生産)は、新型コロナウイルスの影響で実質の伸び率がマイナス4.6%となりました。100年の一度の金融危機と言われた2008年度のリーマンショックのときがマイナス3.6%だったとのことで、比較可能な1995年度以降では過去最大の落ち込みとなりました。

また、合わせて発表された2020年度最後の四半期にあたる2021年1-3月の実質GDPの伸び率は、前の3か月と比べてマイナス1.3%、年率換算でマイナス5.1%となっています。こちらも予想されていたよりも悪い数字となっています。2020年4-6月に大きく落ち込んだあと回復傾向にあったGDPがまた落ち込んでしまっていることになります。

海外の様子は


海外の1-3月のGDPの様子を見てみると、年率換算で、

米国…プラス6.4%

ユーロ圏…マイナス2.5%

となっています。ワクチン接種が進んでいる米国では1-3月期のGDPは急激に回復してきていることが見受けられます。ユーロ圏には19の国が含まれますが、ワクチンの接種のスピードには差があることから、全体としては日本と同じく経済回復は遅れていると言えるでしょう。

なお、中国は単純に年率換算で比較するのが難しいのですが、4期連続でGDPはプラスになっています。世界の中でも経済の回復具合には差が出てきている状態ですね。

株価はなぜか反転


なお、1-3月のGDPの伸び率が発表された後、日本の株式市場では株価が急反発しました。日銀の株式購入への期待などもあったようですが、不思議な現象ですよね。指標が悪い方中央銀行の金融政策が緩和方向に行く、という思惑が働いて株価が上がる、という流れと考えるとあまり健全ではないですよね。

ただ、日本企業の決算発表が次々と出ていますが、全体として良好な決算を出している企業が多いようです。株価は最終的には企業の出している利益に連動しますから、投資の面ではGDPにさほど振り回される必要はないかもしれませんね。


執筆者:渡邉亮

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