世界の株式のPER、PBR
2021.4.22

株式会社AWARDの渡邉です。

株式が割高か、割安かを見る代表的な指標に、PER、PBRがあります。

本日は経済規模の大きな国の株式市場におけるPER、PBRの値をチェックしてみたいと思います。

PER,PBRとは?


PERとは、Price Earnings Ratioの略で、株価が1株当たり純利益の何倍まで買われているかを表します。つまり、1株当たり純利益の何倍の値段が付けられているかを見る投資尺度です。日本語で言うと株価収益率となります。

PBRとは、Price Book-Value Ratioの略で、1株あたりの純資産に対して、何倍の株価で株が買われているかを表しています。日本語で言うと株価純資産倍率であり、会社の純資産に対して株価が適当な水準であるのかを表す指標となります。

PERは会社の利益から見た株価が割高か割安かを見る指標、PBRが会社の資産から見た株価が割高か割安かを見る指標、ということですね。どちらも数字が高いほど割高、ということになります。

世界各国のPER、PBR


今回は世界各国の2021年2月末時点でのPER、PBRをマイインデックス(https://myindex.jp/global_per.php)にまとめられているデータから抜き出してみたいと思います。

国名 PER PBR の順で並べてみますと、

英国 32.8 1.8

米国 30 4.2

日本 20.4 1.5

中国 18.7 2.5

ドイツ 15 1.8

全世界 25.8 2.8

となりました。数字が高いほど割高、数字が低いほど割安、ということになります。こうして見ると、人気のある米国の株式市場などは、PER、PBRから判断するとけっこう割高な市場であることがわかります。

日本も最近はバブル傾向なのではないか、と言われることがありますが、世界の他の国と比べるとさほど割高な印象は受けません。むしとPBRから判断すると経済規模が上位の国の中で最も割安な水準に株価がとどまっていると言うこともできるでしょう。

成長性なども重要


PER、PBRのような指標を使うことで世界の市場を一律に比較できるのは、全体像を捉えるという意味では有意義かと思います。ただし、これらの指標は絶対ではなく、成長性が高いと見なされている国や企業の方が割高な状態でも許容される、というのも知っておいていただければと思います。

成長している国や企業では将来的に利益が増えた分だけPERの値は下がっていくことになります。そして、その状態が長く続けば資産に対する指標であるPBRの値も下がっていきます。

様々な角度から株式市場を見てみると、世界は広がるのではないでしょうか。


執筆者:渡邉亮

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