コインベース上場
2021.4.15

株式会社AWARDの渡邉です。

米国の仮想通貨交換所であるコインベースが上場しました。上場時の価値はいったいいくらくらいになったのでしょうか。

本日は仮想通貨業界での一大ニュースとなったコインベースの上場についてご紹介させていただきます。

時価総額は8兆円超に


米国で主要な仮想通貨関連企業としては初の上場を果たしたコインベース。初値は381ドルとなり、時価総額は759億ドルに達することになりました。これは日本円にして約8兆3500億円という規模になります。事前に示されていた参考価格は250ドルだったため、投資家の期待が大きく先行している形になっています。

コインベースの20年12月期の売上高は12億ドル、純利益は3億ドルだったとのことですので、昨年1年間の利益の250倍ほどの株価がついていることになります。ただし、20年12月期は19年12月期の売上高と比較すると5.9倍へと成長しており、今後もまだまだ伸びていくと判断できそうな状況です。さらに21年1~3月期はたった3ヵ月で純利益が7億3000万ドル~8億ドルを見込んでいるとのことで、3ヵ月で昨年の利益額を超える勢いとなっています。

日本の取引所を超える規模に


コインベースは一企業に過ぎませんが、取引所という意味では東京証券取引所や大阪証券取引所を統べている日本取引所グループなどと同じような企業とみなすこともできます。

日本取引所グループは東証一部に上場しておりますが、時価総額は約1兆5千億円となっています。コインベースの上場初値での時価総額は約8兆3500億円とのことですから、日本取引所グループの5.5倍以上の価値をつけたことになります。これだけでも今回の上場でコインベースの価値がどれほど高く評価されているか分かりますよね。

ちなみに他の日本企業と比較すると、三菱UFJフィナンシャルグループ(時価総額約7兆9000億円)よりも大きく任天堂(時価総額約8兆7000億円)よりも小さい、といった企業規模になります。

ライバルの上場も


さて、上場企業としてのコインベースは上々の滑り出しだったということになりますが、今後はライバル企業も上場を目指してくることが考えられます。仮想通貨交換業ではバイナンスやジェミニ、クラーケンなど国内外にライバルは多く存在していますし、ずっとコインベースだけが唯一の米国で上場している仮想通貨交換業者ではいられないでしょう。

コインベース上場でビットコインの価格は日本円にして一時700万円を超え、イーサリアムの価格も26万円を超えました。最高値を更新している仮想通貨も多々存在しています。この仮想通貨業界の盛り上がりがどの程度続いていくのかも、冷静に見ていく必要はありそうですね。


執筆者:渡邉亮

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