米インフレ率上昇
2021.4.10

株式会社AWARDの渡邉です。

お金の価値というのは、常に一定ではありません。物価の上昇率や、為替の影響で日々お金の価値は変化しています。

そんな中でも物価の上昇率は、長期的に通貨の価値へと大きく影響します。本日は米ドルの価値に影響する米国のインフレ率について取り上げさせていただきます。

インフレでなぜお金の価値が減るか?


まず、インフレ、つまり物価が上昇することでなぜお金の価値が減ってしまうのかについてご紹介させていただきます。

例えば100円のペットボトルの水があるとしましょう。1万円でこの水を買おうとすると、100本購入することができますよね。しかし、物価が上昇して水の価格が101円になったとしたらどうでしょうか?1万円で購入できる本数は99本になってしまいます。

このように、物の価格が上がると同じお金があったとしても交換できる数・量は少なくなってしまいます。これがインフレでお金の価値が減ってしまう仕組みになります。

米国の物価上昇率は2%超へ?


米国では今月13日に公表される3月の物価上昇率が1年1カ月ぶりに2%を超えると見込まれているとのことです。つまり、現在の米国では米ドルの価値が年間に2%以上減る状態になってきている、ということになります。

こうした物価の上昇はコロナ対策のために行われている大規模な金融緩和や財政出動が影響しています。お金が余るようになれば、物の価格が高くなったとしても需要が生まれるので、結果として物価上昇率も上がっていくことになります。

実際のところ米国ではガソリン価格などはコロナ前を上回ってきているとのこと。また、今後5年間での物価上昇率は年率2.5%に達するのではないか、という市場関係者の声もあります。米国では物価上昇や景気の過熱感が課題になりつつあります。

ドル資産へ注意


ドル建ての資産をお持ちの方は、米国の物価が上昇していくとなにもせずにいるとお金が減っていくことを意識してみてください。例えば年間に1%しか増えないようなドル資産を持っている方は、年率2.5%のインフレが進むのであれば1年あたり1.5%ずつ資産が減っていくことになります。

日本円以外の通貨を持つことは為替の影響で資産価値が大きく増減するのを防ぐことができますが、外貨の方が価値の減るスピードは速い場合もあることは知っておいていただければと思います。


執筆者:渡邉亮

こちらのコラムは日々金融情報に触れて頂きたいという想いから継続して配信しています。あなたにとって大切な方にぜひご紹介ください。

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