日経上位銘柄の推移
2021.3.27

株式会社AWARDの渡邉です。

日経平均株価は日本を代表する株式の指数の一つとなります。

そして、こちらのコラムでも何度か取り上げて来ましたが、日経平均株価を構成している銘柄には比率にかなりの偏りがあります。

3月19日の日銀の梯子外し


そんな日経平均株価ですが、3月19日の日銀の発表により大きな影響を受けることになりました。それは、

・これまで原則年6兆円としていたETFの買入れの記述を削除

・購入するETFの対象から日経平均連動型を削除

といった内容でした。これまで日銀が買い入れることを期待して日経平均株価の構成比率が高い銘柄を買い付けていた投資家にとっては梯子を外される形になったわけです。

1週間経っての各銘柄の様子


日銀の発表から1週間が経ちましたが、日経平均の構成比率上位の銘柄はどのような値動きの変化を見せたのかチェックしてみましょう。上位3銘柄は、ファーストリテイリング、ソフトバンクグループ、東京エレクトロンとなります。

3月19日の始値と3月26日の終値で比較をしてみると、

ファーストリテイリング
96,000⇒85,650(-10.8%)

ソフトバンクグループ
9,977⇒9,238(-7.4%)

東京エレクトロン
42,000⇒44,270(+5.4%)

となっていました。ユニクロのファーストリテイリングと、ソフトバンクグループが特に大きな影響を受けているようですね。とはいえ、東京エレクトロンなどは日銀の発表後に力強い上昇を見せていたりするので、日銀頼りで買いが入っていた2銘柄が集中的に売られた、と見ることができそうです。

日経平均は復調傾向


しかし、こうやって売られた日経平均株価ですが、徐々に落ち着きを取り戻してきています。3月19日から連日下げていた日経平均株価ですが、3月25日、3月26日は上昇に転じています。

最後は株価というのは企業の業績で決まってくるものですから、良い企業の株価は上がっていきますし、そうでない企業の株価は低迷します。日銀の買い入れについても、ちょっとした市場にとってのノイズくらいに考えておけば良いでしょう。

また日銀はTOPIX連動型のETFは今後も市場での買い入れを継続していきます。日本市場がいきなり大崩れになるような恐れは低いのではないでしょうか。


執筆者:渡邉亮

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