ビットコインと環境
2021.3.13

株式会社AWARDの渡邉です。

ビットコインの価格が再び600万円を超えてきています。世界中で支持が広がっているビットコインですが、その環境負荷については意外と知られていないかもしれません。

本日はビットコインの環境負荷についてご紹介したいと思います。

ビットコインを維持するには?


ビットコインは送金に対して、マイニングと呼ばれる暗号を解く行為を必要としている仮想通貨になります。Suicaなどの電子マネーがそういった行為を必要としていないことを考えると、かなり非効率な決済手段であると言えます。

なぜこのようなシステムでビットコインが成り立っているかと言うと、そもそもの哲学が非中央集権型の通貨である。ということだからです。暗号を解く行為を行うと報酬がもらえ、その行為がビットコインの通貨としての価値を維持してくれるようになっています。

こうした行為がいわゆるマイニングというものになります。

マイニングに使われる電力量


こうした仕組みを採用している以上、ビットコインの取引は常に環境へと負荷を与えることになります。ビットコインの1取引に必要な電力量は米国の家庭で例えると約24日分にあたるとのことです。

また国で例えると、年間で南米のチリ一国分の電力をビットコインは消費していることになります。ビットコインという日中央集権型のデジタル通貨を使うためのコストとしては、この電力消費は多すぎると感じる方も多いのではないでしょうか。

価値の基準にも使われる


またビットコインのマイニングにで使われる電力や、そこにかかっている機器のコストは、実はビットコインの価格の根拠の一つにもなっています。現在ビットコインの暗号を解くのに、これくらいのコストがかかっているので、ビットコインの価格は最低でもこれくらいでなければいけない、といった具合です。

採算が取れなくなれば、誰も暗号を解いてくれる人はいなくなるので、そこはビットコインの弱点でもあります。こうした制限があるのがビットコインという非中央集権型の仮想通貨である、ということですね。

現在は非常に高い価格がついているので、マイニング不足などは起きていませんが、こうした構造的な問題を抱えていることも同時に理解しておくと良いかもしれませんね。


執筆者:渡邉亮

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