米国至上主義は是か非か
2021.3.3

株式会社AWARDの渡邉です。

株式市場への投資を検討するときに米国への投資は欠かせない、と言っても良いでしょう。世界で最も経済規模が大きな国であり、最大の株式市場を持つ国でもあります。

しかし、最近投資先は米国だけで良い、という論調を良く耳にするようになりました。本日は米国至上主義について、良い点、悪い点を考えていきたいと思います。

なぜ米国至上主義があるか?


投資するときに米国だけで良い、という意見がある理由。その理由としては、

・世界中の景気が米国に連動しているから

・グローバル企業を多数保有しており、米国株を買うだけで世界中に投資ができるから

・金融政策の変更などで、市場のルール変更ができるから

などが挙げられます。これらの理由はどれも説得力があり、実際に過去数十年間は米国が世界の株式市場を先導してきました。そのため、今後もその傾向は変わらないかもしれません。

そして、過去の株価の推移をみる限りでは、他の先進国と比較して米国株式は良いリターンをもたらしてくれています。

世界への投資の方が良い?


一方で投資先を米国だけに振り分けるのは好ましくない、という意見もあります。その理由としては、

・米国の株式市場が割高だから

・投資先が米国に偏ると為替の影響が大きいから

・覇権国は過去にも変わったから

こちらはこちらで説得力がある内容となります。投資が盛んな米国では、大きなお金が株式投資に向かいやすく、株価も割高になりやすい傾向があるかと思います。また日本の投資家にとっては米国一国への投資は為替リスクが大きくなるのも課題です。

そして現在の米国は非常に強い状態ですが、過去にも世界をリードする国は変わってきました。米国の前には英国が世界をリードしていたのです。今後ずっと米国が最強の時代が続くかはわかりませんから、世界全体に分散投資、というのは、アリなのではと感じます。

先進国でも全世界でも


ただし、世界全体への投資を投資信託で実現しようとする場合、実はかなりの割合で米国は含まれてきます。例えば先進国株式の指標であれば約70%が、全世界株式の指標であれば約60%が米国株式となっています。

あえて米国だけに投資する道を選ばなくても世界全体に分散すると、自然に米国にも投資できることにはなる、ということですね。未来は誰にもわかりませんが、納得できる投資成果が得られるように投資対象は決めてみてください。


執筆者:渡邉亮

こちらのコラムは日々金融情報に触れて頂きたいという想いから継続して配信しています。あなたにとって大切な方にぜひご紹介ください。

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