ZHD、LINE経営統合
2021.3.2

株式会社AWARDの渡邉です。

ヤフーの親会社であるZホールディングス(ZHD)とLINEが、2021年3月1日付で経営統合しました。キャッシュレス決済など重なる事業部は一本化するものもあり、経営の効率化や研究開発への注力を推し進めていくことになりそうです。

決済の一本化


ZHDとLINEは国内事業が中心でそれぞれ100以上のサービスを手掛けています。そのため、重複している事業分野は見直されていくことになるとのことです。わたしたちにとって身近なサービスとしては、

・PayPay

・LINEペイ

といった2つのQR決済がありますが、この2つの決済サービスは2022年4月に一本化するとのことです。ユーザー数は2つ合わせると7,000万人にも及ぶとのことですので、非常に多くの顧客を抱えるサービスになります。

ヤフーニュース、LINEニュースなども重なる事業部ではありますが、こちらは当面併存していくとのこと。

統合発表からの株価は?


今回の統合ではLINEがZHDの傘下に入ることになりました。では、ZHDの株価は経営統合の発表からどのように変化したのでしょうか?

経営統合に関して発表があったのは2019年11月のことでした。このときは巨大なこの2社が合併するとのことで、大きな話題になりました。

2019年11月当時のZHD(旧:ヤフー)の安値は329.0円。そして実際に経営統合が完了した2021年3月のZHDの株価は終値で668.5円となっています。経営統合が発表されたときの株価からするとおよそ2倍になっているということですね。約1年4か月での株価の上昇としては非常に速いスピードです。

投資家の期待は大きいと言えるでしょう。

AIで存在感を示せるか?


新生ZHDは「日本・アジアから世界をリードするAIテックカンパニー」を標榜しています。23年度の売上高は2兆円、営業利益は2250億円を目指しているとのことです。

しかし、AI・テックの分野では、世界中に超競合がひしめきあっています。例えばGoogleの親会社であるアルファベットを見てみると、昨年3月期での売上高は19兆円ほどになっており、その差は大きく開いています。

今後はZHDとしては親会社であるソフトバンクグループとの連携も進めつつ、世界での存在感を示す道を探っていくことになることでしょう。日本発の企業としてどこまで成長していけるか、今後を引き続き見ていきたいと思います。


執筆者:渡邉亮

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