日本株はバブルか?
2021.2.19

株式会社AWARDの渡邉です。

日経平均株価が30年半ぶりに30,000円を超えてきており、市場は多いに盛り上がっているように思います。しかし、過去の日本株は史上最高値を付けた後に急激に下落し、リーマンショックのときまでに最高値の5~6分の1まで落ち込みました。

そうした歴史を振り返って、今はバブルなのではないか?と見る向きもあるようです。本日はそのあたりの疑問にお答えしてみたいと思います。

株価の割高、割安はどう決まる?


まず、日本株がバブルかどうかを考える上で知っておきたいのが、株価の水準は利益に連動して決まっていくということです。例えば比較的わかりやすい株価の割高・割安を測るうえで使いやすいのがPER(株価収益率)です。

PERとは株価を1株あたり純利益で割った数字であり、その企業が出している利益何年分で株価に相当する利益になるか、というものです。PERの数字は大きければ企業の出している利益に対して株価が割高なことを示し、数字が小さければ利益に対して割安な株価がついていることを示します。

今とバブル期の日本株


では現在の日経平均株価のPERを見てみましょう。2021年1月半ばには日経平均株価のPERはおよそ26倍程度にまで上昇しました。これは最近のPERの傾向からするとかなり割高であると言える水準でした。しかし、現在はPERは低下して22倍程度になっています。なぜPERが低下したかというと、企業が決算発表をし、業績予想を上方修正していったためです。企業の利益が上がれば、株価を1株あたり利益で割り戻した数値であるPERは低下するわけです。

ちなみにPER22倍というのも、ここ何年かの日経平均株価のPERを見る限りは高い方の数字になっています。つまり最近の中では割高な株価であると見ることもできるわけです。

しかし、知っておいていただきたいのが、バブル期の日本株のPERは80倍以上になっていたということです。 さらにバブルが弾ける直前の日本株のPERは、100倍を超えていました。つまり、今の日経平均株価は割高な印象を受けますが、バブルには全然及ばない、ということです。

日本株はバブルになりにくい?


日本株に投資している投資家の多くは、バブル崩壊の歴史を知っています。そのため、基本的には同じ轍を踏みたくない、と考える方が多く、バブルのような熱狂的な相場にはなりにくいのではないか?と予想しています。日経平均30,000円を超えたからと言って、今すぐ暴落する!みたいなことは起こりにくいかもしれませんね。

とは言っても何が起こるかわからないのが株式投資の世界です。ぜひ歴史も学びつつ、今がどういった状況にあるのか判断していってみてください。


執筆者:渡邉亮

こちらのコラムは日々金融情報に触れて頂きたいという想いから継続して配信しています。あなたにとって大切な方にぜひご紹介ください。

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