仮想通貨のETF等
2021.2.13

株式会社AWARDの渡邉です。

仮想通貨の市場が大いに盛り上がっていますが、海外では仮想通貨自体だけでなく、それに派生した金融商品の開発も盛んに行われています。

最近話題になっている仮想通貨の金融商品について2つご紹介させていただきます。

ETHの先物


米CME(シカゴ・マーカンタイル取引所)では、米国時間8日よりイーサリアム(ETH)の先物取引を開始しました。初日の取引では額面で約3,000万ドル(約34億円)を記録したとのことです。ETHは仮想通貨の中では2番目の規模を誇る通貨となります。CMEにおける仮想通貨先物の上場は2017年のビットコイン以来のことでした。

初日は388件の取引が行われたとのことです。1取引あたり50ETHからで商品設計されているので、合計で1万9,400ETH以上が取引されたことになります。ETHの先物が上場したことで、ETHの現物を保有している投資家は、先物を売ることで下落時のリスクヘッジをすることも可能になりました。

仮想通貨インデックスETF


また、ブラジルを拠点とする仮想通貨の投資管理会社Hashdexは、仮想通貨インデックスETFがバミューダ証券取引所に上場することを発表しました。こちらのETFは、世界で初の仮想通貨インデックスETFになるとのことです。

ETFの名称は「Hashdex Nasdaq Crypto Index ETF」であり、対象となる指標は、NasdaqとHashdexによって共同開発された「Nasdaq Crypto Index (NCI)」になるとのことです。

気になるのはNCI指標の中身ですが、10日時点でビットコイン(BTC)が76.12%、イーサリアム(ETH)が20.25%で、ほとんどの部分をこの2つの通貨が占めるとのこと。

比重は四半期毎に見直していくそうですから、台頭してくる仮想通貨が現れれば、指標に組み込まれていくのでしょう。

金融商品化は喜ばしいこと


こうした仮想通貨の金融商品化は市場にとっては喜ばしいことかと思います。金融商品になることで信頼できる市場での売買が可能になりますし、日本人の場合であれば税率も安くなるなども考えられます。

日本人が売買できる仮想通貨の金融商品はまだほとんどありませんが、今後購入しやすくなる可能性はあります。仮想通貨の売買で最大50%以上の税金が取られるというのは日本人が仮想通貨を購入する上での大きなデメリットですから、日本の市場でも仮想通貨の金融商品化が進むと面白いなと思っています。


執筆者:渡邉亮

こちらのコラムは日々金融情報に触れて頂きたいという想いから継続して配信しています。あなたにとって大切な方にぜひご紹介ください。

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