米銀が仮想通貨の資産管理へ
2021.2.12

株式会社AWARDの渡邉です。

米国の大手銀行が仮想通貨の資産管理サービスへの参入を発表しました。今までも仮想通貨の資産管理サービスを行っている会社はありましたが、米大手銀行としては初の参入となります。

仮想通貨業界にとって非常に大切なニュースですので、本日はこちらを取り入れていきましょう。

BNYメロンが参入


今回仮想通貨の資産管理サービスに参入を発表したのは、バンク・オブ・ニューヨーク・メロン(BNYメロン)です。BNYメロンは年金運用や信託業務を主力にする銀行です。

通常わたしたちが投資信託などを購入する際、投資したお金は運用会社には渡らないようになっています。お金は資産管理を専門とする金融機関へと保管され、運用会社は運用の指示を出すだけで直接お金を動かすことはできない仕組みになっています。この資産管理を専門とするサービスがカストディで、それを行う機関がカストディアンです。

BNYメロンはこのカストディアンにあたる金融機関であるということですね。

仮想通貨業界にとってなぜ重要?


さて、BNYメロンの仮想通貨のカストディへの参入がなぜ重要なニュースなのでしょうか。それは、機関投資家の仮想通貨への投資を呼び込むことに繋がる可能性があるからです。

通常年金基金など巨額の資金を運用している機関投資家は、信頼のおけるカストディしか利用しません。今までにも仮想通貨のカストディをしている機関はあったのですが、年金基金などが利用する信頼性の高い機関ではありませんでした。

しかし、BNYメロンは2兆ドル以上の運用資産を誇る、機関投資家も利用する信頼性の高いカストディアンです。つまり年金基金などの資金が仮想通貨に流れる上でのハードルが一つ下がったことを意味するわけです。

機関投資家を呼び込めるか


まだまだ仮想通貨の市場は小さく、機関投資家で仮想通貨に投資しているところはほとんどありません。しかし、今後は今回のようにカストディの整備が進むなどの周辺環境が整うことによって、年金などの巨額の資金の一部が仮想通貨に振り分けられる可能性はでてきます。

また、他にもマスターカードがステーブルコインという価格が安定している仮想通貨を利用した決済を可能にする方針を発表するなど、仮想通貨業界に大企業が参入してきています。この流れは仮想通貨価格をさらに押し上げる可能性がありますね。


執筆者:渡邉亮

こちらのコラムは日々金融情報に触れて頂きたいという想いから継続して配信しています。あなたにとって大切な方にぜひご紹介ください。

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