株式会社AWARDの渡邉です。
皆さん日経平均株価が30,000円に迫りつつあるのをご存じでしょうか。バブル後の最高値を更新し続けている日経平均株価ですが、日本株が世界からも評価されるタイミングが来ているのかもしれません。
本日は昨年からの日経平均株価の値動きを振り返ってみましょう。
2020年1月の日経平均株価は、
23319.76円
から始まりました。米国の調子も良く、経済的には堅調な状態が続いている中で株価も調子よく上昇していたと言えるでしょう。
しかし、その後は新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、株価は下落。未知の事態に市場はパニックとなり、
2020年3月の最安値は、
16,358.19円
にまで落ち込みました。年初から約30%のマイナスとなったわけです。しかし3月に2020年の最安値をつけた後は、各国の金融緩和・経済対策により株価は急激に回復。4月以降では7,10月を除いたすべての月で日経平均株価は上昇しました。
最終的には2020年末に、
27,444.17円
をつけています。
2021年に入ってからも株価の勢いは衰えず、2021年2月10日の終値で、
29,562.93円
となっています。
現時点で2020年12月末との比較で+7.72%となっており、昨年のコロナショック時の最安値と比較すると+80.7%になっています。
株式のリターンがならすと年利数%となることが多いことを考えると、かなりのスピードでの価格上昇であると言えます。米国株式等でも近い値動きはしていますが、長らく世界に後れをとってきた日経平均株価の値動きとしては力強く感じます。
30,000円を節目の価格と捉えている方が多いでしょうが、実はあと+1.5%ほどの上昇で手が届くところまで迫ってきています。近日中に30,000円の節目を突破する日経平均株価を見ることができる可能性は高まっているのではないでしょうか。
さて、こうした株高は日本以外でも起こっています。株高を歓迎する声は多いですが、同時に急落への警鐘を鳴らす声も高まっているのは知っておくと良いでしょう。先ほども書き増したが、長い期間でならすと株式のリターンは年利数%程度。現在のスピードでの値上がりは早すぎると考える方が自然でしょう。
株式は人の感情によって価格が値付けされるため、市場環境によっては本来の価値よりも割高になったり割安になったりすることが良くあります。どちらかというと市場には過熱感があると見ている方が今は多いのではないでしょうか。調整が入ることはある程度覚悟した上で今の市場とは向き合うべきかもしれませんね。
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