85兆円以上の収益
2021.2.7

株式会社AWARDの渡邉です。

日本には発足以来で85兆円以上の収益をあげている機関投資家が存在しているのをご存じでしょうか。その名も年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)

2020年の4~12月にかけては、なんと9か月間で27兆円を超す収益をあげました。本日はGPIFの運用について詳しくご紹介していきます。

年金の財源の一つ


GPIFはわたしたちの年金として将来支払われる資金を運用している機関となります。

わたしたちの支払っている年金保険料の一部は積み立てにまわっており、将来支払われる年金の財源として運用されています。現在支払われている年金は現役世代の年金保険料と税金から賄われておりますが、将来的にはそれだけでは足りなくなることが予想されています。

そのため、将来の年金支給額の一部を補填するためにGPIFでは資金が管理・運用されているわけです。GPIFの運用次第では、将来の年金の支給額が変わってくる可能性もあるわけですね。

2001年から85兆円以上の収益


GPIFの前身となる年金資金運用基金は2001年に発足されていますが、そこからの運用実績がGPIFのHP上に公開されています。そこで確認できる運用実績は、20年間でなんと、

+85兆3,011億円

実に85兆円以上の収益を20年間で出してきたことになります。

コロナショックの影響を受けた際にはかなり収益も目減りしてしまっていたのですが、その後の株高の恩恵を受けている格好です。2020年度の収益は2020年4~12月の9ヵ月分が公開されているのですが、そこでの収益額は、

+27兆7,634億円

となっています。なんと過去20年間の合計収益のうち、約3分の1の利益を2020年の9か月間だけで出していることになります。コロナショックで目減りしていたとはいえ、この収益額には驚かされますよね。

ちなに日本政府における1年分の消費税からの税収が約20兆円ですから、この収益額はそれを上回る規模ということになります。

GPIFの真似は簡単?


さて、こんな素晴らしい運用結果を出しているGPIFですが、その運用を真似るのは簡単です。GPIFはどういった割合で運用を行っているかを公開しているので、その通りに運用するとわたしたちも近い収益率を得ることができます。その割合とは、

国内債券:25%

外国債券:25%

国内株式:25%

外国株式:25%

です。つまりこれらに連動する手数料の低い投資信託を同じように購入すれば、GPIFのような運用はわたしたちでも可能ということですね。

わたしたちの年金も将来のために積極的に資産運用が行われています。年金だけでは不足する部分についても、自身の手元でしっかりと資産運用して増やしてくことをお勧めいたします。


執筆者:渡邉亮

こちらのコラムは日々金融情報に触れて頂きたいという想いから継続して配信しています。あなたにとって大切な方にぜひご紹介ください。

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