自己投資と金融投資
2021.2.2

株式会社AWARDの渡邉です。

最大の効果を期待できる投資というとおそらく自己投資かと思います。最近SNS上でも金融投資よりも自己投資を優先すべき、と発信している方を見かけるようになってきました。

わたしも同意できる部分もあるのですが、自己投資にはデメリットも存在します。本日は自己投資を金融投資と比較したときのメリットとデメリットについてご紹介させていただきます。

リターン大、リスクも大


自己投資のリターンは非常に大きくなる可能性があります。特に若いころにとった資格やスキルは、その後の人生でずっと活用できるものになります。

わかりやすい例で言えば、医師国家試験や司法試験の合格などが挙げられるでしょう。非常に難易度の高い試験ですが、合格すれば医師や弁護士の資格が手に入り、その後の人生でずっと活用できることになります。

これだけを見るとリターンは大、ということになりますが、一方でリスクも大きいことは理解しておきましょう。医師国家試験や司法試験の合格のために大量の時間とお金をつぎ込んだ結果、合格は叶わないというケースも当然存在します。その場合には勉強した知識などは残りますが、資格といったわかりやすい形でのリターンを得ることはできません。

また英語の勉強に大量の時間とお金をつぎ込んできた結果、今まったく使えない状態にある、という方もいらっしゃるのではないでしょうか。大量の時間もお金も使っているけれども、身になっていないリスクの大きい自己投資の例と言えるかと思います。

時間を使う投資が自己投資


ここで押さえておきたいのは、自己投資は効果の大きい投資だが金融投資に比べて大量の時間を使う投資である、ということです。

これを勉強する、このスキルを身につける、ということを決めて何らかの教材や講座に申し込んだとしましょう。しかし、それだけでは絶対に効果は出ません。一度情報に触れただけで何かを自分のものにできるケースは非常に少なく、学んだことは実践に移したり反復したりして理解を深めなければ効果を発揮することは少ないのです。

金融投資はそれに比べると比較的時間のかからない投資です。インデックス投資などは一度投資先を決めてしまえば、たんたんとそこへの投資を継続するだけで一定のリターンが期待できます。不動産投資なども物件を取得さえすれば、そこから利益を生み出し続けてくれます。

例外的にトレードのように継続的に時間を使う投資もありますが、これは寧ろ自己投資の性質を多大に含むものでしょう。時間とお金を投入することによってスキルを磨き、大きなリターンを得るわけですから、トレードは自己投資要素を多大に含んだ金融投資と言えます。

自己投資と金融投資のバランス


これらを総合して考えると、自己投資と金融投資はバランス良く実行していくのが望ましいのではないかと思います。強烈な目的意識を持って取り組める方であれば、自己投資は間違いなく最もリターンが高くリスクも低い投資ではありますが、同時に金融投資を進めておくことはリスクヘッジにもなるでしょう。

どちらかが良くてどちらかが悪いというわけではありません。自分が望む人生にとって、どういったバランスで自分のお金と時間を投下していくか、ぜひ真剣に考えてみていただければと思います。


執筆者:渡邉亮

こちらのコラムは日々金融情報に触れて頂きたいという想いから継続して配信しています。あなたにとって大切な方にぜひご紹介ください。

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