相場のサイクル
2021.1.23

株式会社AWARDの渡邉です。

株式市場にはあるサイクルがあることをご存じでしょうか。そのサイクルを知っていることで、今なぜ株式が上がっているのか、そして今後なにに気をつけなければならないのかが分かってきます。

本日は相場のサイクルについてご紹介させていただきます。

覚えておきたい4つの相場


まず相場のサイクルとして4つご紹介させていただきます。

①金融相場

②業績相場

③逆金融相場

④逆業績相場

この4つの相場は①→②→③→④→①というように繰り返されることが多く、今の相場状況がどこにあるかを知っておくことは重要です。

金融相場に関しては景気が悪いときに金融緩和などで株価が上昇します。そして株価が上昇することで、一定の企業の業績は好転してくるため業績の良い会社の株はさらに買われることになります。これが業績相場です。

逆金融相場では景気が回復したあとに金融緩和が縮小されることで株価の下落が起こります。そして、金融緩和の縮小で下がった株価は、企業業績にも影響を与え、業績が悪くなった株式はさらに売られることになります。これが逆業績相場です。

現在は金融相場


これら4つの相場のことを知ると、今現在は新型コロナウイルスの対策として大いに金融緩和が行われているわけですから、金融相場の真っ只中であることがお分かりいただけるのではないでしょうか。業績が優れない企業の株価も上昇していくのは、世の中に緩和マネーがあふれているから、ということですね。

そして、今後起こるのは業績相場への移行です。緩和はすでに十分に行われているわけですから、この環境下で業績を伸ばせる企業とそうでない企業がはっきりと分かれてくるかと思います。今は業績が伴わなくても買われているという株式も多いですが、少しずつ銘柄選択はシビアになっていくべきなのでしょう。

金利に要注意


そして、業績相場の後には逆金融相場が待っています。これは現在の金融緩和が縮小することで起こります。企業の業績が良くても緩和が縮小することになれば株価は下がっていく可能性があります。また金融緩和の縮小の影響を前もって測ることができるのが、10年国債の金利などです。国債の金利が上がるということは、今後金融緩和の縮小が見えてきているということを示唆しています。

日本の国債の金利はあまり動きがありませんが、米国の10年国債はかなり良い指標になります。相場のサイクルを正確に捉えるために、金利の状態には気を配ってみることにしてみてはいかがでしょうか。


執筆者:渡邉亮

こちらのコラムは日々金融情報に触れて頂きたいという想いから継続して配信しています。あなたにとって大切な方にぜひご紹介ください。

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