日経平均27000円突破
2020.12.30

株式会社AWARDの渡邉です。

2020年の取引最終日を前にして、日経平均株価が前日比714円(2.7%)高の2万7568円と、バブル崩壊直後の90年8月以来の水準に上昇しました。

新型コロナウイルスも再度拡大する中、なぜ株価が上昇しているのか?本日はそのあたりについて見ていきましょう。

30年ぶりの高値


今回の上昇で、日経平均は30年4か月ぶりの高値を記録しました。バブル崩壊後の最高値を更新したとのことです。特に株価を牽引しているのは、

・キーエンス

・東京エレクトロン

・村田製作所

・川崎重工業

といった企業で、工場の自動化、半導体、電池、水素などがキーワードのようです。脱炭素社会といった環境に配慮した経済活動のキーとなる企業が物色されているようです。米国で民主党のバイデン氏が次期大統領となったことによって、環境ビジネスが今後伸びると判断されている部分もあるでしょう。

業績は伸びている?


しかし、足元では企業の業績予想は低迷しています。昨年と比べて全体的な実績は低い着地となりそうですが、株式だけが買われているような状態です。企業が出す利益の何倍の株価がついているかを表す指標であるPERは20倍に近づいてきています。

日本株では長らくPERが15倍程度に落ち着いていましたので、20倍というのは従来からすれば割高に見える水準です。とはいえ外国と比較すると高いとも言い切れません。企業の将来性に期待した銘柄の物色は来年以降も続く可能性が高いでしょう。

そして、今回株価を押し上げた直接的な要因は、米国での追加の経済対策の決定が大きいです。景気が悪いときほど、大規模な経済対策が打ち出され株価は上昇する傾向があります。現在の株高は実績の支えがある株高というよりは、政策に支えられている株高なのは知っておきましょう。

本日は大納会


本日は今年の取引の最終日、つまり大納会となります。

本日が終われば年明けの2021年1月4日まで取引はできなくなりますので、心配な株式のポジションなどは整理するようにしておきましょう。

最終日前に大盛り上がりとなった株式市場の値動きもチェックしておきたいと思います。


執筆者:渡邉亮

こちらのコラムは日々金融情報に触れて頂きたいという想いから継続して配信しています。あなたにとって大切な方にぜひご紹介ください。

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