バフェット指数とは?
2020.12.20

株式会社AWARDの渡邉です。

世界一の投資家と評されるウォーレン・バフェット氏。そんなバフェット氏の名前がついた指数として『バフェット指数』があります。

このバフェット指数とは一体どのような指数なのか、本日は見ていきたいと思います。

バフェット指数の意味


バフェット指数とは、株価の割高・割安を判断する指標です。具対的には、株式の時価総額を名目GDPで割り、100を掛けて%表示にした数字です。一般に、この数字が100%を上回れば株価は割高、下回れば割安と解釈されます。なぜバフェット氏の名前がついているかと言うと、バフェット氏がこの数字を重視しているから、とされています。

過去を見てみると、このバフェット指数は多くの場面で100%を下回って推移してきました。つまり世界のGDPよりも株式の時価総額の方が小さい時期の方が長かったということになります。しかし、最近ではその傾向が変わりつつあります。

バフェット指数120%に


直近では世界全体で見たバフェット指数が、120%を超えてきています。100%を超えれば割高である、とみなされることを考えると、世界の株価に対して大きな調整が入る可能性も十分にある水準と言えるでしょう。

時価総額の増大に寄与しているのは、テクノロジーサービス、電気自動車(EV)、ゲーム関連、ヘルスケア関連などの企業などです。新型コロナウイルスによる経済の落ち込みを回避するために世界中の中央銀行が金融緩和を実行しています。そこであふれたお金が株式市場に集まることによって現在の状況になっていると言えるでしょう。

まだ株高は続きそう


このような状況はまだしばらくは続きそうです。世界の経済が正常化するまでは中央銀行も金融緩和をやめるわけにはいきませんから、市場には潤沢に資金がある状態になるでしょう。どちらかというと、経済が正常化する、というタイミングで高くなり過ぎた株価がどう調整されるかが問題です。過去のITバブルのときと似たような傾向がある今回の株高ですが、同じような調整が入るとするならば、その規模はかなり大きくなりそうです。

現在のような株高はずっとは続かない、ということを意識しているだけで、いざそのときが来たときの対処は変わってきます。バフェット指数は現在の相場が割高であると示している、ということをぜひ意識しておいてみてください。


執筆者:渡邉亮

こちらのコラムは日々金融情報に触れて頂きたいという想いから継続して配信しています。あなたにとって大切な方にぜひご紹介ください。

カテゴリーから記事を探す