BTC2万ドル突破
2020.12.17

株式会社AWARDの渡邉です。

ビットコイン(BTC)の価格が2万ドルを突破しました。2020年12月17日7:00現在、日本の大手取引所であるbitFlyerでの取引価格は220万円台にまで達しています。

なぜここにきてBTCが注目を浴びているのでしょうか。

金余りと投資先の不足


現在世界は金余りによる株高になっています。企業の業績がさほど上がっていなくても、世界各国の中央銀行が行う金融緩和によって豊富なお金が市場に流れ込むことにより、株価が上がっていることになります。

そして、この株高は大統領選のあった1ヵ月間で顕著に起こりました。たった1ヵ月で米国や日本の株式は10%以上の株価上昇を見せており、過熱感が垣間見えます。

そこで株式市場に流入しきらないお金がBTCなどの代替資産へ流れ込んでいると考えられます。

株価で期待リターンが下がる


なぜ株高になるとBTCにお金が流れるのか。これは単純にお金が余っているということもありますが、株式市場よりも高いリターンを求める投資家が新たな投資先を見つけようとしている、というのもあります。株式というのは、最終的には企業の業績に連動します。そのため、どんなに現在の株価が高くなったとしても、最後に得られるリターンというのは企業の業績に応じた配当なのです。

つまり、現在の株価が高くなればなるほど、株式に投資した際の期待リターンは下がっていくことになるわけです。今は将来的に株式から得られるリターンが小さくなっている過程にあるということですね。こうした状況では株式市場で十分な収益を得るのが難しいと考えた投資家が投資しているのがBTCなわけです。

実際のところ最近では機関投資家も次々と仮想通貨、暗号資産への参入を表明しています。ヘッジファンド業界の大物や、保険大手マスミューチュアルやモバイル決済サービス大手スクエアなどもBTCの保有を始めています。

価格の評価はできない


BTCは大きな収益が得られる可能性を市場に提供していると言えますが、その本質的な価値は誰にもわかりません。株式の場合は将来得られるであろう配当が企業価値を測るのに役立つわけですが、BTCの価格を評価する方法は確立されていないのです。

そのため、当面は短期的な売買の中で価格形成が行われていくことになります。最高値を超えたからといって、今飛び乗るというのはお勧めいたしません。価格変動の大きな資産だからこそ、買い時は慎重に考えたいですし、投資金額もご自身のリスクに見合ったものにすることを意識してみてください。


執筆者:渡邉亮

こちらのコラムは日々金融情報に触れて頂きたいという想いから継続して配信しています。あなたにとって大切な方にぜひご紹介ください。

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