投資はゼロサムゲーム?
2020.12.8

株式会社AWARDの渡邉です。

投資に対して悪い印象を持つ方の中には、投資は誰かとの富の奪い合いだから価値を持たないと思う方がいるようです。ではすべての投資は奪い合いなのでしょうか?

本日はそのあたりのことについて書いていきたいと思います。

株式や不動産はプラスサム


まず言えることとしては、株式や不動産への投資はプラスサムであるということです。つまり、理論上では市場に参加しているすべての方が勝つことができる、ということになります。

株式への投資は企業が事業を進めるための最初の資金を提供する、ということに繋がります。その資金を元に企業は事業を進め、出た利益を株式へ投資している方、つまり株主に還元していくわけです。株式投資家がいなければ、株式会社は事業を始めることはできませんから、投資家は非常に重要な立場と言えます。

不動産投資の場合は、不動産を保有して人に貸すことによって、借り手に対して住居を提供することになります。お互いが納得した上で住居の貸し借りが行われることで、世の中に十分な量の不動産が提供されることになるわけです。不動産の保有が利益に繋がらない場合には、不動産を供給する人はいなくなり、住居に困る方が増えることでしょう。

トレードはゼロサム


さて、一方でトレードというのはどうなのでしょうか。実は株式への投資も長期投資であればプラスサムですが、デイトレードのような一日で売買を繰り返す取引を行う場合にはゼロサムとなります。市場にあるお金がどのように動くのかを読みながら市場から利益を生み出す行為がトレードと言えます。

さて、ではゼロサムであるトレードには価値がないのでしょうか?まず、トレードを行う人がいなければ現在の経済は成り立ちません。トレードが行われない場合、株式や為替の価格が一切動かない、流動性のない世界になってしまいます。株式や通貨の価格が一切動かない世界は怖いと思いませんか?流動性がない世界においては、本来の価値と様々なものの値段が乖離していくことになりますし、経済は低迷していきます。

また、トレードでは勝ち負けが生まれます。これを否定するのは簡単ですが、トレードを否定するのは勝負事すべてを否定するのと同じです。例えばスポーツなども勝ち負けがつきますが、一生懸命スポーツに打ち込むことを意味がないことだと否定できますか?そこにチャンスがあるのであれば、個々人がそこで富を得ようとするのは否定できるものではないのではと思います。

投資の目的は?


投資には様々な目的があると思います。社会勉強のため、社会に貢献するため、といった目的を掲げている方も当然いらっしゃるかと思います。しかし、多くの方は自身のお金を増やすために投資を行うのではないでしょうか。

株式や不動産やトレードに関しては、世の中で認められている正当なお金を増やす手段です。これらの中のどういった手段を使っても、あなたの目的を達成することが一番重要なのではないでしょうか。ぜひ自身の得意分野を作って、お金を増やすことについて真剣に考えてみてください。


執筆者:渡邉亮

こちらのコラムは日々金融情報に触れて頂きたいという想いから継続して配信しています。あなたにとって大切な方にぜひご紹介ください。

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