日本と世界の過去30年
2020.11.30

株式会社AWARDの渡邉です。

過去29年ぶりの株高に沸く日本の株式市場。しかし、29年ぶりの株高と言われるということは、それまで苦しい29年間があったという裏返しでもあります。

本日は日本と世界の過去30年の株価についてご紹介したいと思います。

バブル時のピークは?


日本の株式市場が最高値をつけたのは、バブルのピークである1989年12月29日でした。この日、日経平均株価の終値は38,915円87銭、取引時間中の高値は38,957円44銭と日本株は歴史上の最高値をつけました。しかし、ここからは苦しい時間が続くことになります。

バブル崩壊により株価は下落を続け、2001年には10,000円を割り込みました。その後も株価は低迷を続け、リーマンショック時の2008年10月28日には取引時間中の最安値として6,994.90円をつけ、2009年3月10日には終値ベースでの最安値7,054.98円をつけました。

これらを乗り越えて現在の日経平均株価は26,000円台を回復しています。紆余曲折の歴史があったということですね。

過去30年間のリターン


それでは、過去30年間の日本株に投資したときのリターンと、日本を除く世界全体の株式に投資した場合のリターンを比べてみましょう。

2020年10月31日までの30年間で、日本株の指数であるTOPIX(配当込み)のリターンと、世界全体の株価指数であるMSCI オール・カントリー・ワールド (ACWI) 除く日本の配当込みリターンを比較してみました。

すると、平均リターンは、

TOPIX:+0.9%

ACWI(除く日本):+8.3%

と大きな差がついていることがわかりました。30年前にTOPIXに100万円を投資した場合は131万円にしかなっていないことになりますが、ACWI(除く日本)に投資していた場合は1094万円になっていたことになります。日本と世界との間にある過去のリターンの差は大きいですね。

世界にも目を向ける


こうして見ると、過去の日本株は本当に厳しい30年間を歩んできたことがお分かりいただけるかと思います。その間、世界は大きな成長を遂げたのに対して、ほとんど成長することができませんでした。日本株も現在は割安さなどが世界から評価されていますが、長い目でみたときの成長性はやはり世界に分があるかな、と感じています。

投資先を考えるときは、日本だけを見るのではなく、成長性の高い世界にもぜひ視野を広げてみてはいかがでしょうか。長期的なリターンを見込みたい場合には、それは良い選択になるのではと思います。


執筆者:渡邉亮

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