ホームカントリーバイアス
2020.11.22

株式会社AWARDの渡邉です。

日本人の多くの方は、資産を日本円で銀行に預けて保有しています。また株式を保有している方の場合も、多くの方は日本株が中心になってます。

このように資産が自国の通貨や自国の商品に偏ることを、『ホームカントリーバイアス』と言います。本日はホームカントリーバイアスが起こる理由や、そのリスクについてご紹介していきたいと思います。

ホームカントリーバイアスとは


ホームカントリーバイアスとは、投資家が海外への投資に慎重になり、自国の資産への投資割合を多くすることです。例えば、運用額の大部分を自国の株式や債券などで運用するのはホームカントリーバイアスがかかっているから、ということになるでしょう。

通常、広く国際分散投資を行った方が投資のリスクは軽減することができます。単一の国の通貨や市場の影響を軽減できるからです。しかし、

・国内市場の株式や債券の情報を得ることの容易さ

・海外の市場や企業の情報を得る難しさ

・国内の企業や経済を応援したいという気持ち

などから、ホームカントリーバイアスがかかることは良くあります。

投資の基本


投資の基本は、仕組みやリスクが十分理解できる投資対象を選ぶことです。そのため、情報が得やすい自国の投資対象を選択しがちになるのは、とても自然なことです。

ただし、この基本に沿うことが実際の投資成果として良い結果を生むかというとそうでもないかと思います。日本円の銀行預金の金利は長らく0%付近に貼りついていますし、日本株はバブル期につけた最高値を未だに更新できてはいません。

今では海外の市場の情報も気軽にインターネットで取得ができる時代です。ですから、世界に向けて視野を広げて投資を行っても良いのではないでしょうか。

外貨資産の割合を増やそう


2019年9月末で見ると、外国債券や外国株式を含む家計の外貨建資産は42兆円ほどとなります。しかし、同時期の個人の家計金融資産を見ると1864兆円で外貨建資産の割合は2%にすぎません。

やはり日本ではまだまだホームカントリーバイアスが強すぎる状態が続いていると考えられます。海外にまで視野を広げると魅力的な資産はたくさんあります。ぜひもっとご自身の資産の中に海外の資産も取り入れてみることを意識してみてはいかがでしょうか。

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