家計の資産構成
2020.11.19

株式会社AWARDの渡邉です。

各国によって資産の構成にはかなりの差があることをご存じでしょうか。日本人は預貯金の割合がとても高いのですが、海外にまで目を向けると必ずしもそうではありません。

本日は2020年8月の日本銀行調査統計局作成の資料から日本、米国、欧州の資産構成について見ていきたいと思います。

現預金の割合に注目


日本、米国、欧州の家計の資産構成を、『現金・預金 』『株式・投資託・債券等』『保険・年金その他』に分けてみると下記のような割合になります。

【日本】

現金・預金:54%

株式・投資託・債券等:14%

保険・年金その他:32%

【米国】

現金・預金:14%

株式・投資信託・債券等:51%

保険・年金その他:35%

【欧州】

現金・預金:35%

株式・投資託・債券等:28%

保険・年金その他:37%

となっています。

現金・預金の割合で言えば、

日本>欧州>米国

株式・投資託・債券等の割合で言えば、

米国>欧州>日本

となります。

日本人はリスクを負わなすぎ?


資産構成から見ると、日本人はリスクを嫌い現預金をたくさん持つ傾向があることが分かります。リスクを取らないのは別に悪いことではないですが、資産の殖え方としては小さくなります。

過去20年ほどを見てみると、米国や欧州に比べて家計の資産が殖えていないのが日本です。米国や欧州で資産が殖えている大きな理由として、リスクを取っていた資産が市場の成長とともに膨らんだことが挙げられます。

過去20年間には同時多発テロやリーマンショック、ギリシャ危機などもありましたが、それらを含んだとしてもリスクを取った資産が殖えるのには十分な期間だったということになります。

環境を活かす


日本人がなかなか投資に取り組めていないのは日本株に対する悪印象もあるのではと思います。1989年にピークをつけた日経平均株価は31年経った今でも最高値を更新できていません。一方で海外の株価は同期間でしっかりと成長を見せています。

ただ、日本株にはあまり投資をしたくない、という方でも今では簡単に低コストで世界中の株式に対して投資ができる仕組みが整えられています。折角環境が整ってきているわけですから、それを活かさないのは勿体ないかと思います。ぜひ積極的に良い投資環境を利用するようにしていきましょう。

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