大統領選決まらず
2020.11.5

株式会社AWARDの渡邉です。

本日は米国の大統領選の総評として、トランプ氏、バイデン氏のどちらが大統領になって今後どんな展開が待っているかをお伝えしようと思っていましたが、まだ大統領選の決着には時間がかかりそうです。

コロコロ変わった優勢候補


今回の大統領選では優勢とされる候補がコロコロと変化しました。

世論調査:バイデン氏

開票直後:トランプ氏

開票終盤:拮抗

現在:バイデン氏優勢

といった感じです。未だにすべての州での集計が済んでいるわけではなく、次の大統領は決まっていません。ただし、日本時間11月5日7:00時点での優勢州のすべてをお互いに取った場合、大統領を決定する選挙人の数は、

バイデン氏:270名

トランプ氏:268名

となり、バイデン氏が勝つ公算にはなっています。

法廷闘争で長引く可能性も


あまりにも接戦になったため、各地の投票結果の正確性や、投票の無効を争う裁判なども今後勃発していきそうです。現在でも様々な州で投票に関する裁判が行われている状況です。特に郵便投票に関してはいつまでに郵送されたものを認めるか、投票日後を過ぎたあとに届いた票を認めるかなどが各州によってすこしずつ異なり、混乱を生んでいる面もあります。

現時点ではバイデン大統領の誕生の可能性が高そうですが、投票に関する不正を疑う声が上がっている州もあり、しばらく混乱は続くかもしれません。不正を防ぐために州兵が開票を支援するといった場面が生まれた州もあったようです。

株価は急上昇


しかし、こんな混乱のさなかでも株価は急上昇しています。米国を代表する株価指数のS&P500を見てみると、

11月2日9:30時点:3296.20

11月4日16:00時点:3443.46

となっています。時間は米国時間です。11月に入ってから現在までに+4.5%もの上昇を見せています。大統領選が混乱しているにも関わらずこのような状況になっているのは、大統領選とともに行われている上院選・下院選の影響となります。

選挙が行われる前は上院を共和党が、下院を民主党が過半数を占めている状態でした。これは今回の選挙を終えても変わりませんでした。これが何を意味するかというと、バイデン氏が大統領になっても、トランプ氏が大統領になっても、極端な政策は議会で通しにくいということになります。

そのため市場では安心感が高まり、国債金利も低下し、株価は高まるという現象が起きたわけです。仮に上院も民主党が過半数をとっていたら、割高なグロース銘柄の株価の低下が起こったと考えられますが、今回はそうはなりませんでした。

株式市場としては、どちらが大統領になったとしても、ある意味安心して米国の政治は見ていられる状態になったわけです。あとは大統領が決まるのをじっくり見守りましょう。

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