資金調達の可能性
2020.10.25

株式会社AWARDの渡邉です。

昨日ZOZOの創業者である前澤友作さんがTwitterを使って面白いアンケートを行っていました。それは前澤さんが社長になって、Twitterのフォロワーの方が出資者つまり株主となって上場を目指した場合、出資をしてくれますか?というものでした。

この企画の何が面白いのか、ご案内していきたいと思います。

アンケートの項目は?


前澤さんのフォロワー数は現在1,056万人ほど。日本人の人口の12分の1ほどの方がフォローしていることになります。そしてアンケートの内容としては、実際に上記のような企画を行う場合、出資をしてくれますか?というものでした。

1万円、10万円、出資はしない、のどれかを選ぶものでしたが、前澤さんのフォロワーは1000万人を超えているわけですから、1割の方が1万円を出資してくれるだけでも、

1万円×100万人=100億円

という金額になり、かなり大きな資本力を持つ会社が出来上がることになります。また現在日本で最も株主数が多い会社はみずほフィナンシャルグループで100万人弱とのことで、これが実現すると株主数では日本一の会社がすぐに出来上がることにもなる、という企画でした。

いくらの資金が集まりそうか?


さて、このアンケ―トは8時間で行われました。

リアルタイムで様子を見ていたのですが、最初のうちは1分に1万件ほどの回答があり、Twitterというメディアを持っている前澤さんの発信力の強さに驚きました。

最終的には80万件ほどの回答があり、

1万円くらいなら出資する 65%

10万円くらいでも出資する 14%

出資はしない 21%

の回答率となっています。これを単純に計算すると、

1万円×80万件×65%=52億円

10万円×80万件×14%=112億円

52億円+112億円=164億円

といった出資が集まる可能性が出てきたことになります。この企画が実現できた場合、資本金で言えば当初言っていた100億円を超えてしまうことになりますね。

Twitterでインフルエンサーの方が一声かけるだけで、大きな出資が生まれる可能性が出てきたことを面白く感じました。

実現には課題もあるが


実際のところ不特定多数の方から出資を受けて会社を作るというのはハードルもあります。出資法などの法律の問題もありますし、出資者の中に反社会的勢力の方が紛れていた場合は上場が不可能になるなど当初の目標が達せられなくこともあるでしょう。

しかし、それらの問題は仮想通貨での出資を可能にしたり、出資のためのプラットフォームが整備されれば解決できます。例えばTwitter自体が反社会的勢力を排除するための身元確認を行ってしまえば、Twitter上で資金調達をしても身元の分かっている方のみが株主になるような仕組みは作れるでしょう。

今回の前澤さんのアンケートは、金融や資金調達の可能性が開けるのを感じさせてくれるものでした。今後どのような動きがあるのかもチェックしていきたいと思います。


執筆者:渡邉亮

こちらのコラムは日々金融情報に触れて頂きたいという想いから継続して配信しています。あなたにとって大切な方にぜひご紹介ください。

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