LINE 7月15日上場決定【株式】
2016.6.11

株式会社AWARDの渡邉です。昨日証券会社の方から電話を頂きまして、ついにLINEが日米同時上場することが決定した、というお話を伺いました。東京証券取引所が6月10日にLINEの上場を承認したとのことです。上場予定日は7月15日で、ニューヨーク証券取引所(NYSE)にも同時上場することになっています(現地時間の14日です)。

上場の際にはLINEの時価総額は約6000億円に上るとみられています。これは2016年に入ってからですと、国内最大の上場案件になる見通しです。上場することによるLINEにとってのメリットは何があるのでしょうか?主なメリットとしては、

・市場から調達した資金を投資にまわせること
・知名度と信用力が上がり海外展開がしやすくなること

でしょうか。LINEは日本、台湾、タイ、インドネシアを主要4地域として位置づけていますが、実はそれ以外の地域では他のメッセンジャーツールに対して苦戦しています。今回の上場をきっかけに新たな成長市場でユーザーを獲得していくことが課題と考えているようです。ただし、発表によると今回調達する資金は、短期借入金や社債の返還資金、サービスの拡充やアクセス数の増加に対応する設備投資などに充当するということになっています。後者は前向きな投資ですが、前者はちょっと後ろ向きな理由ですよね。成長著しい東南アジア市場で今後のユーザーをどこまで伸ばせるかがLINEの未来を決めていきそうです。

ちなみにLINEは昨年の決算では赤字が出ておりました。2015年12月期は売上高が1206億円(前期比39.7%増)だったのに対して、純損失が75億円(前期は純利益42億円)となっております。売上高が伸びているのに対して利益が減っていた理由ですが、人件費や設備投資の伸びを売り上げがカバーし切れなかったということになるようです。過去にもLINEは上場するという話が何度かありましたが、その時には今よりも成長に対する期待が大きく時価総額が1兆円を超えるのではないか、と言われていました。投資家からすると旬を過ぎてしまった感もある上場であるとも言えます。上場当日に市場での評価がどう出るのか楽しみなところです。

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