投資とバブル
2020.10.9

株式会社AWARDの渡邉です。

投資に対して、ものすごい勢いでお金が殖えていく、というイメージがある方はいらっしゃるでしょうか。実際のところ投資の力によって短期間で大きな利益を出す方はいらっしゃいます。

しかし、そうした事例というのは当たり前にあるものではない、という認識は持っている必要があるかと思います。

億り人になった人々


ここ数年で言うと、投資によって短期間で大きな利益をあげることができた方がたくさん出たのは、暗号通貨が流行ったときでした。2017年にはビットコインのような最もメジャーな通貨でさえも1年間で10倍以上の値上がりとなり、その他の通貨まで見ると数十~数百倍といった値上がりをした通貨がゴロゴロと存在しました。

仮に1年間で100倍になる投資対象が分かっていたとしたら、100万円を投資していれば1年後には1億円に到達します。2017年には実際に暗号通貨によって数億円といったお金を手にした方がけっこうな数いらっしゃいました。

大きく値上がりする資産は?


では暗号通貨のように大きく価格が跳ね上がるためには、どのような条件が必要なのでしょうか。それは、投資対象の価値を皆が『理解しにくい』ことが必要かと思います。なぜならば、価値がわかりやすい資産というのは、多くの方が適切な価格を判断できてしまうわけなので、すぐに一定の価格に落ち着いてしまうからです。

2017年の暗号通貨というのは、まだ世の中にさほど広がっておらず、その価値は多くの方にとって未知のものでした。そして、その価値が理解しにくいからこそ、誰も適正価格がわからず1年間で数百倍になるような通貨が多く出てきたのです。

一方で、それらの通貨の多くは、時が過ぎると暴落していまいました。高い値段で暗号通貨を購入し大きな損失を被った方は、今でも暗号通貨に悪いイメージを持っているのではないでしょうか。

大きく価格が跳ねるバブル


資産の価格が大きく跳ねるのは、投資対象の価値を皆が測りかねているバブルのときです。2017年の暗号通貨もそうでしたし、2000年初頭のITバブルもそうでしたし、1980年代後半に起きた日本のバブルもそうでした。多くの方が投資対象の正しい価値を判断できなくなると、その投資対象の価格は天井知らずかのように上昇する現象が起きるということです。

資産を大きく殖やすには、こうしたバブルに上手に乗るのは有効です。しかし、その価格は本質的な価値からはかけ離れていることも多いので、バブルから上手に降りることができなければ、大きな損失を被る可能性があることも知っておきましょう。

株式や不動産が本質的にもたらしてくれる利益というのは年間に数%程度のことが多いです。それ以上のものを望むのであれば、大きなリスクを取りに行く覚悟も必要となります。バブルに乗るというのは、大きな損失を出す覚悟も持った上で、大きなリターンを狙いにいくこと、とも言えそうですね。

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